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平成28年第3回定例会(第3日 9月 7日)
平成28年第3回定例会(第3日 9月 7日)

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  1. いなべ市議会 2016-09-07
    平成28年第3回定例会(第3日 9月 7日)


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    平成28年第3回定例会(第3日 9月 7日)                 平成28年            いなべ市議会(第3回)定例会            平成28年9月7日午前9時開会   開会(開議)の宣告 日程第 1        一般質問 2 出席議員     1番 新 山 英 洋        11番 清 水   實     2番 伊 藤 智 子        12番 水 谷 治 喜     3番 小 川 幹 則        13番 衣 笠 民 子     4番 岡   恒 和        14番 鈴 木 順 子     5番 渡 邊 忠比古        15番 岡   英 昭     6番 清 水 隆 弘        16番 位 田 まさ子     7番 多 湖 克 典        17番 林   正 男     8番 川 瀬 幸 子        18番 伊 藤 弘 美     9番 伊 藤 正 俊        19番 種 村 正 已    10番 川 瀬 利 夫        20番 小 川 克 己
    3 欠席議員    な し 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名 市長          日 沖   靖   副市長         吉 田 桂 治 教育長         片 山 富 男   会計管理者       小 川 和 幸 総務部長        瀬 古 忠 光   企画部長        岡   正 光 福祉部長        遠 藤 喜 美   市民部長        安 藤 喜 成 農林商工部長      渡 部   武   建設部長        岡 本 佐久男 水道部長        渡 部 孝 司   教育部長        岸 本 勝 哉 都市整備部長      岡   忠 義   総合窓口部長      辻     宏 健康こども部長     藤 岡 弘 毅   監査委員事務局長    廣 谷 茂 敏 財政課長        相 馬 雅 史   法務情報課長      小 寺 道 也 5 職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長      因   真 人   議事課長        和 波 孝 明 議事課課長補佐     加 藤 貞 夫   議事課主幹       城 野 雅 子             (午前 9時00分 開会) ○議長(川瀬利夫君)  おはようございます。  ただいまの出席議員数は20名であります。  定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を遵守くださるようお願いいたします。  事務局職員による広報用の写真撮影がございますので、御了承ください。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程のとおり、昨日に引き続き一般質問を行います。  それでは、一般質問を許可します。  質問順位8番、鈴木順子君。  14番、鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  おはようございます。14番議員、いなべ未来の鈴木順子でございます。議長から許可をいただきましたので、通告に従いまして3点にわたって質問させていただきます。  まず、1、市民と協働のまちづくりについて3点にわたって質問いたします。  (1)公共施設総合管理計画についてお聞きいたします。  本年3月にいなべ市公共施設等総合管理計画が策定されましたので、そのことについてお聞きいたします。  ①これまで公共施設等の課題解決に向けては、平成18年7月に設置されましたいなべ市行政改革推進委員会において検討され、平成21年9月にはいなべ市公共施設統廃合に関する答申が出されましたが、どのような答申内容であったのかお聞きいたします。  ②類型ごとの個別計画を策定することとなっていますが、その進捗状況についてお聞きいたします。  ③策定するに当たって市民の声をどのように集約するのかお聞きいたします。  (2)にぎわいの森についてお聞きいたします。  昨日の多湖議員の質問と重なるところがありますが、きょうは傍聴の方も来ていただいておりますので、改めて質問いたしますのでよろしくお願いいたします。  新庁舎建設に併用してにぎわいの森を建設予定としていますが、市民の方からは賛否両論があるところです。現在、にぎわいの森に参加予定となっている事業者との交流会がきのうの夜を含めて4回行われましたが、そこで、①この交流会の成果をどのように考えてみえるのかお聞きいたします。  ②この事業者といなべ市商工会、地元との連携をどのように図っていこうとしているのかお聞きいたします。  ③にぎわいの森によりいなべ市の活性化にどのようにつなげていこうとしているのかお考えをお聞かせください。  (3)若者の政策形成過程への参画についてお聞きいたします。  今回の参議院選挙より18歳選挙権が始まりました。少子高齢化が進む日本で若者の政治離れが進行すれば、若者の政治的影響力は低下し、社会の沈滞化につながります。平成25年に内閣府が実施いたしました意識調査によれば、若者の政治的無関心の一因として、若者の声が政治に反映されにくく、若者が社会における影響力を実感しにくいためと考えられるそうです。  今後、若者の政策形成過程への参画を促進するなど、若者が社会における影響力を実感できるような取り組みを積極的に進めることが重要だと考えます。  いなべ市では、昨年の市長選においては20代の投票率が38.52%、30代が44.6%でした。ことしの参議院選挙では10代が55.5%、20代が48.01%、30代が52.32%の投票率でした。  そこで、①いなべ市において過去の選挙での若者の投票率を見て、若者の政治感をどのように考えるのかお聞きいたします。  ②各種審議会等への若者の登用状況についてお聞きしたいと思います。  自治体の取り組みとして、愛知県新城市では平成27年4月より、新城市若者会議条例に基づき新城市若者会議を開催し、若者の政治参加を促進しています。  また、北海道の青少年健全育成審議会では、平成27年度から若者の枠を設けまして、18歳以上38歳以下で青少年の健全育成に関心のある方をとして新設をし、2名の委員を公募により選任しています。  このように、今、さまざまな自治体において若者の審議会等の参加を促す取り組みを始めております。本市の状況をお聞きいたします。  ③若者の政策形成過程への参画の必要性をどのように考えているのかお聞きいたします。  質問事項1は3点です。よろしくお願いいたします。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  おはようございます。  それでは、1、市民と協働のまちづくりについて。  (1)公共施設等総合管理計画について。  ①答申で出された内容でございますが、いなべ市は合併により複数の重複、類似した公共施設を保有することになり、こうした施設の維持及び運営が大きな財政負担となり、課題となっておりました。  そこで、平成18年7月に設置された、いなべ市行政改革推進委員会において、市の公共施設のあり方について議論を進め、そのまとめとして平成21年9月にいなべ市公共施設統廃合に関する答申が出されております。その答申の中で次のような公共施設統廃合見直し方針が示されております。  基本的な考えとして、維持管理コストといった、いわゆるランニングコストが高い施設、大規模修繕といったイニシャルコストが必要な施設、また、耐震化の課題など安全性に問題のある施設は積極的に統廃合を行っていく。  また、旧町ごとの特殊性を生かしながら機能面の拡充を図るといった量から質への転換の視点でも見直しを行うとしております。  また、基本方針として、いなべ市総合計画を実現するために市全体として適正な施設配置を検討するとともに、住民サービスの質の確保と新たな住民サービスにも対応できるような機能面の充実を図る。  さらに、サービス提供の量から質への転換を図るとしており、また、見直しの方向の中では、各公共施設のあり方について一定の基準に基づいて休止、廃止、転用、あるいは地域への譲渡、統廃合を検討し、その結果を整理しておるといった内容でございます。  次に、②個別計画の進捗状況でございますが、施設類型ごとの個別計画につきましては、平成21年2月に水道ビジョン、平成27年3月に橋梁長寿命化修繕計画及び下水道ビジョンなどのインフラ施設の計画を策定しております。  また、未策定の公共建築物に係る個別計画につきましては、国の各省庁の要請等を踏まえながら、今後、策定する方向で検討していきたいと思っております。  次に、③市民の声の集約でございます。  施設等の更新や利活用及び統廃合の事業を進めるに当たっては、その施設が本当に地域住民を始めとるする市民全体の需要に即したものになるように、地域住民や利用者への説明会、あるいは意見交換等の実施により幅広く市民の意見を聞く機会を設け、市民との情報共有、そして合意形成を図っていくことが必要であると考えております。  (3)若者の政策形成過程への参画について。  ①過去の選挙結果から見て若者の政治感をどのように捉えているかの御質問でございますが、議員からも投票率等を示して御指摘いただいております。過去の選挙結果から世代別の投票率を見ますと、20歳代、30歳代の投票率が他の世代の投票率と比較して低くなっております。  ちょっと古くなりますが、例えば平成26年12月に行われた衆議院議員総選挙の投票率を年代別に見ますと、60歳代が76.11%、50歳代が71.16%に対し、20歳代が46.43%、30歳代が50.12%と、やはり20歳代から30歳代の投票率は他の世代よりも低くなっております。  こういった傾向はいなべ市だけではなく、全国的にも同様で、このことから、全ての若者が政治に関心が低いとは一概には言えませんが、投票率を一つの指標として見た場合、やはり若年層は政治に関心が低いといった意見を否定することはできないのではないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (2)にぎわいの森について御答弁させていただきます。  にぎわいの森の交流会を昨晩も実施させていただき、出店される予定のオーナーには一流の技術を持った皆さんに来ていただいて、交流会という形で講演をやっていただいております。その中で、地元の農家の皆さんが、今まで疑問に思っていたことが解決していると。一番最初はマイファームの西辻さんに来ていただきました。十社のゴボウ農家は、獣害があるのでゴボウしかできなく、今までは農協を通して市場にしか出荷していなかったんです。そうではなく、違うルートもある、違う解決法もあると希望を持たれた感じです。そういう若い農業者などが、既存のルートとは違う方法を農業学校という形で学べるのではないかと希望を持たれた感じです。  青少年育成の体験農場をやっておられる方も来られており、後でお話もさせてもらいました。今、貸農園という形が頭打ちになっている中で、西辻さんのやり方が、先を見越した形でやっておられ、本当に関心を持っておられますので、若い方の育成であったり、いなべの食材をいかに使うか、そしていなべの人材をいかに発展させていくことが解決策になっているのかなと思います。  昨日、パン屋さんのプーフレカンテの狩野さんにも来ていただきました。既に松之木に御在住のアンドウさんとパートナーを組むことを決めておられ、まさに地元の人が狩野さんのすばらしい技術のもとに展開していこうということで、一緒になって講演していただきました。名古屋のドンクでずっと修業をされてきて、今でも頑張っておられます。もう一段、高みを目指し、自然豊かなこの地で新たな事業をすると。オーナーの皆さんがよくおっしゃられるんですが、理想のお店を持ちたいんだと。大都会のコンクリートの中でいいものをつくろうとしても、空気感が違うので限界があるんだ。だからこのいなべの地で理想に近づいた形で理想の食材を目指したいとおっしゃっておられましたので、そういうことがどんどん市民の皆様にも波及しているのかなと。  昨日も申し上げましたけど、ラヴィルリエの服部さんは、マイクロキュウリ宝石トマトがいなべでできるとは思ってもみなかったと。篠立の宝石トマトをつくっておられる小野さんという女性がいらっしゃるんですが、宝石トマトをつくっても、こんな市場はないやないという話で、どこに売ればいいのかを悩んでおられたんです。ニッチな市場ですけども、一流の方が望んでおられるそういった市場があり、この場でお互いが出会えたことで、非常にありがたい話かと思います。  一流のシェフが持つごく小さな市場ですが、高品質なものしか受け入れられない市場があると、そこに挑戦してみようという農家さんもいなべでも既におられて、販路が拡大していくのかなと。だから交流会は意味もありましたし、わからない状況の中でお見合いをしていただいた感じです。具体的にはこういう方がいらっしゃって、こういう食材をつくっている農家がいることがわかりましたので、今後は具体的な相談とか、もうちょっとこういうものをつくっていただいたら需要があるということがわかりますので、踏み込んだ形で展開できたらと思っております。  ②商工会とか地元の業者の皆さんとの連携は、来ておられるオーナーの皆さんは、地元の皆さんと協力しながらやっていきたいんだと言われます。マクドナルドなどのフランチャイズのお店で、向こうのシステムをいなべに持ってくるのではないということです。このいなべの空気感で新たな挑戦をしたい。そしていなべの人のいろんな協力を得ながら展開していきたいと、再三再四、おっしゃってますので、御安心いただけるとありがたいと思います。地元の皆さんも触発されると思います。昨日、お話させてもらいましたけど、いなべのフレンチレストランもパテなどの洋食総菜のような形でテストマーケティングを出しておられますので、新たな展開が生まれていくのかと思います。  ③いなべ市の活性化についての計画でございますけれども、にぎわいの森は企業誘致で、一流のなりわいをされている方を誘致するものですが、全体の農業振興、観光振興、青少年の育成は市として取り組まなくてはいけない業務です。特にシビックコアができますので、そこでイベントなりワンストップのサービスができるように、そしてワークショップのようなものが展開できる仕組みにしていきたいと思います。これには人材が必要で、市の職員の中から選任して組織をつくっていく必要がありますので、今までにない組織を新たにつくっていこうと。これはできれば公務員でやっていきたいと思います。外部の人からアドバイスをいただきながら、産業振興を展開できたらと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  それでは、(3)の②③について私から答弁申し上げます。  まず、②各種審議会等への若者の登用状況についてでございますが、各種審議会委員としての若者の登用はございませんが、各種審議会以外に若者の政策形成過程への参画の一つとして、各種計画策定時にニーズ調査満足度調査などのアンケート調査を実施しております。  例えば、第2次いなべ市総合計画策定のときには、20歳代、30歳代の市民1,000人に、また、市内全ての中学2年生の生徒に対してそれぞれ市民満足度調査を行いました。まちづくりの課題や市の将来像などの意見をいろいろとお聞きし、それを整理して活用、反映しております。  また、③まちづくりへの参画の必要性をどのように考えているかでございますが、議員言われますように、次世代を担う若者の意見やアイデアをまちづくりに生かしていくのは重要なことです。地方創生においても若者に選ばれる町がキーワードとなっております。  そこで、いなべ市では若者のまちづくりへの参画の一つとして地方創生推進交付金を活用した若者ニーズ調査事業の予算を今議会に上程させていただきました。  具体的には、今回は高校生を対象にできればということで、例えばいなべ総合学園高校の生徒などにお願いして、ワールドカフェなどのような手法を使ってまちづくりに関心を持ってもらい、活発な意見交換や提案を受けることを検討しております。  今後のために、どうしたらまちづくりに対して意見、話をしやすいか、また、参画しやすいかなども調査していければと考えております。  まずはこれらを通じて若者との協働のまちづくりを進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  それでは、一つずつ再質問させていただきます。  まず、(1)公共施設等管理計画についてでありますが、先ほど御答弁いただきましたように、インフラ施設についての計画は推進されていることがわかりました。公共建設物についての個別計画ですが、策定予定はどのようになっているのかお聞きいたします。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  公共施設等管理計画の策定後に、各分野ごとの具体的な実施計画を検討し、取りまとめていく個別計画の策定が求められておりますが、現在、未策定の公共建築物等の分野につきましては、各省庁によって出される要請、指針等に多少ばらつきがあると聞いております。これらの動向を見ながら、市の計画の方針に基づいて個別計画を策定していくことになると考えております。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  公共施設の更新や統廃合、また利活用などを推進する際には、答弁もいただきましたが、市民の声を集約することが大切だと考えております。今回の新庁舎建設のように限定した期間で特例債を活用するような場合は大変難しいと思いますが、最大限の努力が必要と考えます。  先日、会派で室蘭市の取り組みの研修に行ってまいりました。室蘭市では廃校になった学校跡地を活用して複合公共施設を整備する計画で、平成30年に完成するようです。基本計画において市民意見の把握が必要とさまざまな努力をしています。中高生や大学生、また子育て世代など、ふだん、市政に意見を言いづらい市民に対して市が足を運び、小規模な意見交換会を積極的に実施したり、シールアンケートをしたりしております。2年かけて市民の声を集約したとのことでした。  公共建築物個別計画策定には、この市民意見を盛り込んだ計画を策定するべきだと考えますが、いかがですか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  先ほども答弁させていただきましたが、幅広く市民の意見を取り入れていく姿勢は大切だと思っております。
     議員がおっしゃられた室蘭市の複合公共施設につきましては、いろいろ課題のある施設を集約化して、その中に多様な市民意見を踏まえながら世代間の交流を促す新たな機能を持つ施設と聞いております。  こうした新しい施設等をつくっていく場合、地域のまちづくりとあわせて検討していくことが必要だと思いますので、議員がおっしゃられたようなアンケートの実施等も含めて、地域住民との意見交換、あるいは説明会等、幅広く意見を求める機会をつくりながら、意見を集約して取り組んでいくことが大切なことだと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  計画の推進に向けていなべ市公共施設等総合管理計画には全庁横断的に取り組みが必要とありますが、その取り組みとして担当部署はどこになりますか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  今のところ、特定の部署はないわけですが、こういったことに取り組んでいくに当たり、政策、財政及び管財部門と、その施設を管理する部門が連携した形で全庁横断的な取り組みができる体制にすることが必要であると思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  近隣の桑名市や四日市市においては、公共建築物の複合化や統廃合、譲渡などの取り組みを推進するために、公共施設マネジメント課を設置いたしました。名称は何でもいいんですけども、いなべ市においても専門の課を設置する必要があるのではないかと考えるのですが、市長のお考えは。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  今、まさに建設ラッシュですので、今すぐに統廃合の全ての計画を立てるのは難しいです。統廃合だけではなく、適切な維持管理を定期的にできるような仕組み、完全に壊れてしまってどうしようもなくなってから動くのが行政ですけれども、そうではなく、事前に定期的な修理が計画的にできる組織が理想かと思っておりますので、将来、マネジメント課のようなものをつくっていきたいと思います。ちょっと時間をいただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  今、ちょうど新庁舎建設で本当にばたばたしているときで、特例債を使ってやらなきゃいけない事業が優先されておりますので無理かと思いますが、今後、市民の声をどのように取り込んでいくのか、また、市民の声を集約していくのか、今後のまちづくりには必ず必要と思いますし、全庁横断的に推進できる部署を置いて、市内における公共建築物の個別計画の策定にぜひ取り組んでいただきたいと要望いたします。  時間がありませんので、次に行きます。  (2)にぎわいの森についてですが、交流会を4回開催いたしまして、今後も交流会から相談会の方向に向いているというお話なんですけど、そういったことをまた実施する計画があるのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  継続的に来ていただき、お願いしていきたいと思いますので、その節は皆さんに周知したいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  にぎわいの森を通していなべ市のブランドをアピールしたり、住みやすい町いなべ市、また、子育てしやすい町いなべ市を知っていただき、若者の移住につながるような、また、いなべ市内の商店を知っていただいて、活性化につながるような取り組みをパッケージですることが大切だと考えます。このような総合的なマネジメントをするための運営体制は先ほど行政だとおっしゃってみえましたけども、もう少し具体的にどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  特にシビックコアの運営も含め、いなべ市の今の農業振興や観光などをもう少し横串がさせるような体制が要るかと思います。旧町時代から観光はほとんどやってこなかったので、観光でツアー・オブ・ジャパンなど新たな事業が出てまいります。商工観光課だけでは手いっぱいですので、新たな人材による新たな展開が必要と思っております。課の名前や人選まではいってませんが、早急に新しい組織を立ち上げていきたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  私も交流会に参加させていただき、事業者の理想のお店をつくりたいという思いはよくわかりましたけども、いなべ市内の商店との競合については、きのうも答弁がありましたが、もう一度、その辺についてどのようにお考えなのかお知らせください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  既存のパン屋さんなんかは、常にパンに親しむ方をふやしたいという意向でしたので、いなべ在住の方と一緒になってやっていきたいと。パン屋さん自体が阿下喜に1軒だけで細々とやっておられますので、連携しながらやっていきたいと思います。  商工の皆さんもいろいろ関心を持っておられますし、あくまでも競合ではなく協同してやっていこうという動きになっておりますので、ありがたい話かなと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  にぎわいの森については市民の関心も深いところですので、ちょっと時間をかけましたけど、やはり今までの市長の御説明とは少し方向が変わってきてまして、本当にパッケージでいなべ市がPRできる方向へ持っていけるのであれば、まさしくこれが地方創生につながる取り組みになっていくのではないかと期待するところであります。  その辺について、もう一度、市長がこのにぎわいの森の今後の活用について、個々ではなく、大きくいなべ市としてどういう位置づけにしていくのかというところをお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  やはり一流の方に来ていただくことがいなべの全体のレベルアップにつながると思いますし、今後、こういうシェフを目指したい、パン屋さんになりたいと、新たに起業する方が若者の中で出てきてほしいですし、逆に言うと、そういう方がいなべに集ってなりわいとしていただくと大きな発信になります。農家の皆さんも新たな光が差したような感じで捉えておりますので、いなべの発展につながっていくのかなと。  ケーキ屋さんもそうですし、フチテイさんもそうですが、にぎわいの森を生産拠点としてネット販売ないし東京市場にとおっしゃっておられます。地元の方と競合するんじゃなくて、ここで生産したものを大都市圏に販売していく、全国に販売していくということですから、むしろいなべの食材を使っていなべを利用して、いなべのブランドを上げていただく、まさに願ってもないことかなと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  ちょっと細かい部分の御説明でしたので、とりあえずにぎわいの森について、このことによっていなべ市が活性化できる、地域が活性化できる取り組みのきっかけとなる拠点となっていただきたいと思います。先ほど話ししましたように、いなべブランドはたくさんあります。子育てであったり、障がい者のことであったり、いろんなことでやってます。そのことが本当に人が集まるきっかけとなって、そこから発信できていけるような取り組みで、市民を巻き込んだ取り組みを期待したいと思います。  それでは、時間の関係で次へ行きます。  (3)若者の政策形成過程への参画についてですが、シルバー民主主義という言葉があるんですが、これは人口が多く投票率も高い高齢世代の声が政治への影響力を強く持つ現象のことを言うのですが、当たり前のことですけども、いなべの未来を担っていくのは若者です。いなべ市の若い方たちがもっと市政に関心を持ち、いなべ市の将来について考えていただけるような機会を提供する努力が必要だと考えます。今議会で補正予算が上がっておりましたので、若者ニーズを調査して、若い方たちの意見交換などができることは大変いい取り組みだと思います。  そこで、今後、若者に関心のある審議会への登用についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  審議会への登用につきましては、例えば総合計画の審議会のように若者の意見を広く取り入れ、まちづくりに必要な有効性のある審議会等につきましては、若者の登用も検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  18歳選挙権が実現した今、政策形成の段階において、審議会への登用やモニター制度の活用など、若者の参画を促進するような取り組みを積極的に進めていただくようお願いいたします。  それでは、質問事項2に移ります。  共助の社会を目指してということで、今回、2点お聞きいたします。  (1)ですが、前々から質問してきた高齢者ボランティアポイント制度についてお聞きいたします。  ちょっと時間が押して来ていますので、高齢者ボランティアポイントについての説明は省きますが、いろんな地域で高齢者ポイント制度を始めております。最近では、愛知県長久手市でこの4月から始まりました。これは高齢者ではなく18歳以上が対象で、福祉施設や市主催の行事に参加するとポイントがつき、微々たるもので1,000円とかのものですけれども、ポイントがたまると商品券や図書券と交換できて、町の活性化につなげていく取り組みもしております。いなべ市に合ったやり方を推進していく必要があると思うんですけども、もう一度、御答弁いただきたいと思います。  (2)ケアラー支援事業というのがあるんですけども、ケアラーとはちょっと聞きなれない言葉だと思いますが、介護、看病、療育、世話、家族が近親者を無償でケアしている人たちのことをケアラーといいます。このケアラー支援事業についてお聞きいたします。  栗山町で実施していたんですけども、栗山町では全地域でアンケート調査を実施して町の実態を調べました。その結果、家で介護をしている、看病をしている、世話をしているケアラーが全世帯の15%いることがわかりました。15%のうちの約60%が何らかの病気や体調不良を訴えていることがわかりました。  そこで、日常生活や心身に不安を抱え、地域とも疎遠になり、将来的に心身の疾病や介護ハラスメントにつながる可能性があることがわかったことで、このケアラー支援事業を始めたということです。  いなべ市におきましても、地域包括ケアシステムの構築に向けてさまざまな取り組みをしていただいております。全国からも視察が多いと伺っております。担当部の方々の努力に感謝いたします。  ①ケアラー支援事業についての認識をお聞きいたします。  ②必要性についてお聞きいたします。  ③実施する計画についてお聞きいたします。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)ボランティアポイントにつきましては、ボランティアをしながら、それが何らかの形でポイントがたまり、後で何か対価が生まれる。その際に、標準的なのは1時間当たり100円程度の対価になる設定されておられることが調べてみてそんな感じかなと思っております。どれを対象にするのか、高齢者施設、障害者施設に限るのか、社会福祉協議会でもボランティアをやってますので、そこで検討して具体化をしていきたいと思っております。少しお時間をいただけるとありがたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  福祉部長、遠藤喜美君。 ○福祉部長(遠藤喜美君)  続きまして、(2)ケアラー支援事業についてお答えいたします。  ①認識についてですが、ケアラー支援事業は国・県が指示している事業にはございません。地域包括ケアシステムの構築または地域福祉の事業として実施されている事業の名称と思われます。  事業名については認識しておりませんが、議員御指摘のとおり、多くの方が心や体にさまざまな課題を抱えております。介護に携わる人たちが孤立することなく、地域で支える取り組みがとても重要であると認識いたしております。  ②必要性につきましては、このケアラー支援事業の内容については介護保険法における地域支援事業の任意事業で、家族介護支援事業として位置づけられております。  いなべ市では家族介護の会だいふくの会の支援、そして介護者の集いの開催、平成28年度は認知症カフェを年5回開催しております。また、認知症高齢者の見守り事業として高齢者見守りネットワーク事業や徘回SOSネットワーク事業を実施して取り組んでいるところでございます。  ③実施する計画につきましては、いなべ方式の地域包括ケアシステムの構築を行っていくために、いなべ市に合った家族介護支援事業を検討してまいりたいと考えております。  また、介護者の方々から御意見を広くお聞きし、どのように進めていくのがよいか、この家族介護支援事業の内容を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  ポイント制度につきましては、本当にいなべ市に合ったやり方を推進していただくことが大切だと考えますので、今後もしっかりと調査研究していただいて、よりよい方向に行くことを期待いたします。  先ほどのケアラー支援事業についてですが、任意事業としてこの10月より日常生活支援が実施されると伺いました。共助の社会の構築にはすばらしい取り組みだと思います。こういったものがそれぞれの地域でどのようにできていくか、いわゆるケアラーを支援していくかが大切で、タイムケアのような一人一人の要望に応えられるかが今後の課題だと私は考えております。将来的に財政負担にならないような持続可能なシステムの構築が必要と考えますが、先ほどの答弁と重なるかと思いますが、もう一度、当局としていなべ市の今後の課題をお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  福祉部長、遠藤喜美君。 ○福祉部長(遠藤喜美君)  今後、高齢者の人口割合は増加し続けることが予想されておりますので、医療や介護の需要も増加すると見込まれております。高齢者が可能な限り住みなれた地域で、地域包括ケアシステムの構築が地域生活の継続、維持と制度を持続可能にする不可欠なシステムであると考えております。地域包括ケアシステムの一体的なケアを提供するに当たっては、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援の五つの構成要素と、自助、互助、共助、公助の役割分担を踏まえた上で、自助を基本として互助、共助、公助の順で取り組みを進めていくことを考えております。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  いなべ市では元気づくりは地域づくりと、健康増進、介護予防事業を推進していただいております。高齢社会になっても、元気であれば地域で守り合うことができます。みんなで支え合うことができます。地域包括ケアシステムの構築がさらに推進されることを期待いたします。  それでは、質問事項3に移ります。  放課後児童クラブについてお聞きいたします。  放課後児童クラブとは児童健全育成のための事業のことで、現在、いなべ市では市民の方が中心で放課後児童クラブの設営をし、運営をしていく民設民営で運営していただいております。  施設の場所としては、あいている公共施設を借りて事業運営をしたり、施設を建設していただいて運営をしているところもございます。  三里小学校で11年前にこのクラブを立ち上げたときから私も支援をしているのですが、その当時は指導員のいない時間帯に地域のお母さんたちが無償でボランティアで児童クラブに入り、1年近く助けました。運営当初から考えると、教育委員会からのさまざまな運営補助をしていただけるようになりました。家賃補助、送迎補助、加配の指導員補助、ひとり親家庭の補助など、教育委員会と児童クラブとの連携により、このように拡充されたことに感謝いたします。  そして、指導員の皆様には子どもたちとの生活の一部を担っていただいていることに関して深く感謝と敬意を表します。  そこでまず、(1)放課後児童クラブに関する市の基本的な考え方をお知らせください。  (2)利用者の安全性の確保についてお尋ねいたします。  いなべ市公共施設等総合管理計画に記載されているように、老朽化している施設を活用している放課後児童クラブや、利用者が増加したことにより施設が手狭になって十分な場所を確保できないクラブも出てきております。子どもたちの安全確保はできているのでしょうか、お聞きいたします。  (3)今後の取り組みについて計画がありましたらお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  3、放課後児童クラブについて御答弁申し上げます。  まず、(1)市としての基本的な考え方でございますが、放課後児童クラブが初めて設置されてから、市の考え方は一貫しております。  放課後児童クラブについては、先ほど議員も申されたとおり、民設民営の運営をいただいており、その運営方針、経営等に関しては各クラブの運営委員会等が主体になるもので、市としては施設の提供、業務委託、または補助金での支援を基本としております。  市の業務委託及び補助金での支援としては、いなべ市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例及びいなべ市放課後児童健全育成事業実施要綱に基づき設置、運営を行っている放課後児童クラブに対して、いなべ市放課後児童クラブ委託基準に基づき業務委託及び放課後児童クラブ児童健全育成事業補助金交付要綱にのっとり補助金の支援を行っております。  (2)利用者の安全性の確保につきましては、各児童クラブ運営委員会及び指導員で危機管理マニュアル等を作成していただいており、事故防止や有事の際に早急で的確な対応ができるよう訓練をしていただいております。  また、老朽施設につきましては、国、県及び市の補助により施設の新築及び改築をして支援をしております。  また、放課後児童クラブの多くは支援員を基準よりも多く配置していただいており、支援員一人当たりが見る児童の数を少なくして、手厚く子どもたちの行動を見守っていただいております。  そのほか、児童に対してもルールの説明でありますとか防犯訓練、消防訓練、防災訓練を年1回行っていただいております。  (3)今後の取り組みでございますが、今後も現状どおり設置条例、実施要綱、交付要綱に基づき、健全な放課後児童クラブの運営に寄与するため支援をさせていただこうと思っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  民設民営で放課後児童クラブを運営しているわけですが、各クラブによって問題、課題がそれぞれ違います。大切な子どもたちの放課後の居場所として、厚生労働省も放課後児童クラブに対して期待しているところです。補助金も国としても手厚くなりました。  危険と感じられるクラブに関して、各クラブの指導員と協議をしていただく必要があると思うのですが、どのようにお考えですか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  ただいまの御質問に対しましては、放課後児童クラブの代表者で協議会を組織していただいておりますので、協議会を通じて御意見等の集約をさせていただき、問題点等ありましたら改善するよう支援をさせていただきます。
    ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  今までもいろんな安全性に関するお声をお聞きしたことがあるんですけども、そのときには、早急な対応が難しい場合がありました。できれば、毎日、子どもたちが生活をしている場ですので、早急な対応ができるように体制づくりをしていただきたいのですが。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  担当者が1名、今、学校教育課におりますけれども、早急に対応するように各クラブを定期的に回るように指導しております。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君。 ○14番(鈴木順子君)  ありがとうございます。本当に毎日の生活の中で、子どもたちが放課後の時間を過ごすところですので、しっかりと安全確保、また、子どもの健全育成に取り組んでいただきたいと思います。  教育委員会が中心になって学校と連携をとりながら、放課後児童クラブのこれからの運営にかかわっていただくことをお願いいたします。  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川瀬利夫君)  鈴木順子君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩します。             午前  9時55分 休憩             午前 10時05分 再開 ○議長(川瀬利夫君)  会議を再開します。  休憩前に引き続き、一般質問を続けます。  質問順位9番、岡 恒和君。  4番、岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  4番議員、日本共産党の岡 恒和です。  私たち日本共産党いなべ市議団は、6月に新庁舎建設に関する市民アンケートを実施しました。アンケートでは目的を、いなべ市は新庁舎の建設計画を進めています。この計画は合併特例債の活用が5年間延長されたため急遽具体化され、これまで旧町単位で説明が開かれてきました。しかし、これで市民的な論議、必要性が十分論議されたかどうか、また、市民間での建設に対する共通理解ができているかどうかは疑わしい状態です。そのため、日本共産党いなべ市議団は新庁舎建設に関する市民アンケートを実施し、その結果を議会活動に反映させてたいと考えています。ぜひ、市民の皆様の率直な御意見をお寄せいただきますようお願いいたしますという説明をしてアンケートを行いました。  そして、そのアンケートの裏には、新庁舎建設に関しての説明をできるだけ事実を中心にして記載し、いなべ市議団の意見は別囲みとしました。  また、現在どこまで進んでいるかも判断の大きな材料になると考え、ここまで進んでいますのタイトルで知らせました。  そして、このアンケートは新聞折り込みの形で約1万1,500枚配布し、254通、現在は257通ですが返ってきました。  そのアンケートの裏側の説明書きなんですが、例えば、新庁舎を建てても四つの庁舎は残ります。市長は新庁舎を建ててからも、今の四つの庁舎は図書館として使ったり、社会福祉協議会が使うなどして残すと言っています。それから、新庁舎の敷地内ににぎわいの森ができます。税金5億円で店舗を7棟建て、市外の業者を連れてきます。市内の業者は入れません。市長は名古屋などからいなべにないおしゃれな一流のお店を連れてくることで、若い都会の女性が訪れ、移住が期待できると説明していますという内容や、ここまで進んでいますの中では、平成28年度予算がついて、本設計に取りかかっています。この6月議会(前の議会)で建設工事費(にぎわいの森を除く)91億円の補正予算案の賛成、反対が問われます。土地は土地開発公社で買収が終わっています。今後、市が買い取る議案が出され、市議会での議決が必要です。進入道路の工事が始まっています。このように、今、ここまで進んでいることも同時にお知らせしました。  私たちの考えとして括弧書きで、私たちはこう考えますということで、新庁舎が必要なのか、必要ならばどこに建てるのか住民とともに考える姿勢が市長にないことが一番の問題です。それなのに議会からは議決を一つずつ取りつけ、なし崩し的に進めています。議会議員にはそれをチェックできるかどうか問われています。  庁舎のあり方については、市役所は今のままの分庁方式で、身近な市民生活の相談場所、災害時の拠点としてあったほうがよいと考えます。将来、古いものから順番に建てかえれば、暮らしを応援する施策を行いながらできますというように中身も知らせながらアンケートを実施しました。  私たちは先ほどのアンケートに載せた目的を実行するため、この結果を整理して、市長の見解を求めて、8月3日に結果を整理したものと、市民の意見がたくさん記述されていましたので、それについても全て印刷したものを市長宛てに2部提出し、8月10日までに見解を文書で出してもらえるように求めました。  しかしながら、期日になっても市長からは回答がなく、衣笠議員が直接市長に確認したところ、回答しないと口頭で答えられました。  以上が、今から私が行う質問の前提となる経緯です。私は、文書では回答されなかったので、改めて一般質問という形で新庁舎建設に関し市長が市民の声にどのように向き合っているか、市民の疑問にどのように答えようとしているか問いたいと思います。  1、アンケートへの見解を問う。  (1)日本共産党いなべ市議団が提出した見解を求める文書について。  ①広報秘書課を通じて提出した「見解を求める」文書は、市の文書管理規定に照らし、どのように処理されたか。  ②見解を出さない決定は誰がいつ行ったのか。  ③見解を出さなかった理由は何か。  (2)市民アンケートに対する見解を問う。  ①新庁舎建設をこのまま進めるほうがよいかどうかの問いに対し、よいと思うが23.4%、よくないと思うが76.6%となっています。この結果について、またその理由についてどのように考えるのか、市長の見解を求めます。  ②新庁舎建設の進め方に関し市民の意見や要望が反映されているかの問いに対し、反映されているが13.3%、反映されていないが84.3%となりました。庁舎建設をこのまま進めてもよいと答えた59人のうち27人、45.8%の人が反映されていないと答えています。この結果についてどのように考えるのか、市長の見解を求めます。  (3)新庁舎建設に関する意見の中から、次の4点に対する市町の見解を求めます。  ①にぎわいの森は不要、問題ありとした人は32人ありました。この意見に対する市長の考えは。  問題として上げられた意見を整理してみると、大きくは二つあります。  一つは、市外業者を入店させて市内業者を入れないのでは活性化にならないということです。  もう一つは、事業として成り立つのか。後々、市の負担になるのではないかという意見です。その意見の代表として、5億円かけて箱をつくっても、入店した業者が収入がなければ、はい、さようならと引き上げる。先が見え見え。箱物と借金が残るだけ。誰が支払っていくのという声がありました。これについてどう答えられるのか。  ②新庁舎を建設しても旧庁舎を残してほしいという意見とともに、そうなれば維持費が今以上になり、それなら今の庁舎を修理して使うほうがよいとの意見に対する考えはどうでしょうか。  ③新庁舎の建設場所について、あえて活断層の近くを建設場所に選んだのはなぜか。安全上問題があるのではないか。市長の考えは。  ④住民投票や市民の意見をもっと聞くべきとの声もたくさんありました。この点についてどう考えるのか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)の①市の文書管理規定に照らし、どのように処理をされたのかでございますが、いなべ市文書管理規定第12条の規定により受理させていただきました。  ②と③につきましては、見解は出さない決定はということでしたが、これは出さないんではなく、忙しいので期日までには出せませんとお話させていただいたと思います。  要望書に関しては、自治会要望など何千通受理いたしますので、自治会長の皆さんからもすぐに返答くださいと言われますが、なかなか全てに対して返答することは無理ですので、もし御希望であれば、そちらからトレースしてくださいと自治会長にもお願いしている状況ですので、御理解をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、(2)市民アンケートに対する見解を問うで、①アンケートの結果についてどのように考えるかについては、共産党の御意見は新庁舎の建設に反対で、反対の意見を前面に出されて行われたアンケートですので、当然の結果と受けとめております。市民全体の約1%、469名の方が心よしとしていないことを理解することができました。  ②の進め方について、市全体の1%の方が心よしとしておられないことがわかりましたので、新庁舎への御理解を深めていただくよう努力を続けていきたいと思っております。  (3)の①で、ぎわいの森は不要という人が32名あったということですが、にぎわいの森は地方創生、人口減少を食いとめるだけではなく、いなべに魅力を持たせ、活力のあるまちづくりを、一流のオーナーを呼び込み、いなべ市の食材、雇用、農業振興、観光振興を展開し、若者が希望を持てる魅力ある町、選ばれる町を進めていくために必要であると考えております。  続いて、②新庁舎を修理してでも使うほうがよいのではということに対しての考え方ですが、現在の庁舎は既に老朽化しており、軽微な修理は補正予算で上げさせていただき、ところどころ修理はしておりますけども、この先、20年以内には建て替えか大規模改修が必ず必要でございます。一般的に国の現法律の政策の中では、市庁舎の建てかえ、修理について補助金はありません。20年以内の大規模改修なり建てかえは単費でせざるを得ません。しかし、平成30年度までの合併特例債を適用して新庁舎を建てると、約3分の1の市の負担で済み、あとの3分の2は実質上、国の補助金で建てかえることが可能です。  旧庁舎も残して、総合窓口は残させていただきます。しかし、総合窓口だけ残してもほかのスペースがありますので、その他のスペースについては社会福祉協議会の事務所であったり、図書館、中央図書館という形で利用させていただきたいと御説明させていただいております。  次に、③活断層については、三重県が実施した活断層の位置情報の整備に関する調査研究成果が出ております。阿下喜の計画地とは離れたところに二つ大きな断層があります。鈴鹿東縁断層帯と養老―桑名―四日市断層帯の間に阿下喜地区が位置しております。そこで、鈴鹿東縁断層帯と養老―桑名―四日市断層帯で地震がいつ起きて、次の地震がいつ来るかという情報から、阿下喜地区については最新の活動期間と平均活動間隔から、次の活動期間までに約1,000年離れていると推測できることから、新庁舎の設計に関しては、この断層を考慮する必要はないと賜っております。断層帯の近傍といっても、今の位置から数百メートル離れております。逆に言いますと、今の北勢庁舎が断層帯の真上にある状況です。前の庁舎を使ったほうがいいとおっしゃられるのであれば、今の北勢庁舎が断層帯の上にあると御認識の上におっしゃっておられるかどうかお聞きしたい状況でございます。  員弁庁舎につきましては、この間のため池ハザードマップの中で、員弁大池が万が一決壊したときには、津波が起きる状況です。  大安庁舎につきましては、前も自動車が4台流れましたけども、河川の氾濫が起こり得る可能性があると御認識いただけるとありがたいと思います。  最後に、④住民投票や市民の声をもっと聞くべきではないかということですが、新庁舎を建てるか否かといった基本的なことは、昨年の市長選挙で争点となり、一定の結論が出されたと考えております。  細部については関係される皆さんと協議を進め、議論を深めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  まず、回答されなかった理由について、期限が短かったということですが、衣笠議員が確認したところでは、期限を延ばしたら回答してもらえますかという問いに対して、回答しないと答えたと聞いているんですが、そこはどうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  私は直接そういうお話はしておりません。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  文書の処理について、処理規定の第12条と言われたんですが、第12条のどこですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  受理そのものは第12条で受理をして、文書の種類及び性質については第8条(5)のオと認識しております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  質問に答えられていないので、12条のどの項目で受け入れたのかお尋ねしているんです。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  第12条の第1項で、申告、申請、届け出、願い等で関係人が直接関係課のほうに提出した文書で処理させていただきました。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  受け付けた文書については、文書で処理していくはずですけども、どんな処理がされましたか。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  受理した文書につきましては、その後、関係部署に供覧しております。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  回答を求める文書になるので、回答できないことを、文書を出したものに対して返すのが当然だと思うのですけども、まだ何ももらっていないんですが、それはどうなんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  先ほども申しましたように、何千という要望書が出てまいりますから、自治会長会でも全てについてお答えすることはできませんとお断りしております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  自治会長会の要望書とは文書の種類が違うと思います。私たちは2人ですけども、日本共産党いなべ市議団として、市民の代表として文書で問うているわけです。その問うた文書について回答はしないという結論があるのであれば、回答しないという文書をきちんと提出するのが本当ではありませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  何千という文書が来ておりますので、それについて全てお答えするわけにいきません。口頭で時間までにはできませんとお答えさせていただきました。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  昨年12月議会で賃貸証明書を特定企業に発行したことで、文書管理規定に違反するのではないかと質問しました。その中で、本来は書類によって行わなければならない文書処理が口頭で行われた事実も明らかになりました。今も口頭で回答したと言われましたが、そのことについて、市長は、今回は文書によらず口頭で行ったことで事務処理上の誤りがあった。今後はより文書管理規定を徹底していきたいと答えられているんです。おかしいのと違いますか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  文書管理規定の中で、必ず回答しなさいとは書いてございませんので、自治会長の皆さんにはお返事すらできておりません。ここの要望の工事箇所がいつできるのか、可能性があるのか、ないのか、もし必要があれば係の者に問い合わせていただいて、トレースしなきゃいけない物件なのか、それとも要望を出していただいただけで済むものなのか御判断いただいて、年度末までにはできるのか、いつできるのか、できる可能性があるのか、返事を絶対くれと言われるものについては、口答か何かで何らかの形でお返事させていただくルールになっておりますので、それに従ったまででございます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  ということになれば、文書を受け付けして、未済のままで何千件もずっと残していることになりますか。市の文書処理はそういうふうにやっているんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  担当課に回して、現場で全て見ていただいております。担当課は内容を全部把握してます。それについて、返事をいつできるとか、できないとか、その判断が非常に難しい状況ですし、自治会長によると、出すだけでいいんだと。これはおれもできやんと思っていると。これは無理だと。だけど一応出して、受理したということじゃないと無理なんだと。受理だけしてくれという方もいらっしゃいますので、そういう処理をさせていただいているのが現状でございます。何千という文書が来ますので、御容赦いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  企画部長、岡 正光君。 ○企画部長(岡 正光君)  今回の文書につきましては、市長が先ほど申しましたように、文書の性質としては、要望書の性質で処理をさせていただきました。例えば行政手続の事務ですと、これは法的に回答していく、許可をしていくことになるわけでございますが、このような要望書につきましては、回答が必須ではありませんので、申し添えさせていただきます。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  入り口での議論で終わってしまうといけないのでこの辺でとどめますが、先ほど市長から、どうせ反対の意見だから答える必要もないやろうという趣旨で言われましたが、決してそんなことはなく、中身的にも、議会が承認したのだから、このまま進めるべきだという意見もありましたし、今回の回答がそんなふうに判断されるのは私は間違いだと思います。反対の意見もあれば、賛成の意見もある。行政の長としては公平に受けとめ、そして市政を進めるのが当然の態度だと思います。
     絞って質問していきます。  にぎわいの森についてですが、昨日の多湖議員とのやりとりや、きょうの鈴木議員とのやりとりの中で幾つか市長から言われているところがあります。昨日の答弁の中では、魅力ある企業が来る、会社が来るんだから、成り立つんだという趣旨で述べられたと思いますが、7店が経営を維持していくためには、どれだけの売り上げが必要と考えているのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  きのう、にぎわいの森の交流会に来ていただくとよくおわかりだったと思いますけど、パン屋さんの狩野さんに来ていただきました。パン屋として御家族2人だけで小さくやっていくことも可能ですし、大規模にやることも可能です。パン屋という業種そのものがいろんな業態に合わせることができます。小ぢんまりとした形で展開もできるので、ここは理想的な形で、金額ではないんだと。こういう大都会ではない緑豊かなところで、その空気感も味わいながら、理想のパンを焼けるように、それも地元の方と一緒になってできないかなと。1日7万円ぐらいの売り上げで十分成り立つとおっしゃっておられました。計算そのものは具体的にしておらず、この空気感で、できれば長くいなべの地でやりたいんだとおっしゃっておられました。そういう意味で、今はほとんど大都会でやっておられますので、こういう緑豊かなところで、地元の食材を利用して、地元の皆さんと一緒にやっていきたいんだと。  フチテイさんは、ジビエと言われるイノシシ、鹿などのお肉をソーセージにできる可能性も言ってみえましたので、いなべとしては非常にありがたいと思っております。  皆さんは具体的な数字じゃなくて、一流の方に来ていただく企業誘致と思っていただけるとありがたいと思っております。一流の企業に今も来ていただいておりますけども、企業誘致のときに、あんたの会社大丈夫なんという感じは失礼でもあります。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  市が5億円を投資して、長くやっていくことになれば、当然利益がなければできないわけです。7店合計で1日の売り上げがどれだけ必要で、何人の来店がなければやれないということは当然なければならないと思うんですが、それを聞いているんです。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  それについては具体的な数字は持ち合わせておりません。  昨日のフチテイさんは、何回転するかが問題なんですけど、1回転もしない可能性もあると。6割以上はソーセージとかパテを製造して、そのインターネット販売ということをおっしゃっておられました。  もともとオーナーの皆さんは、やはりこの地の特色に合った形での経営戦略は持っていただいておりますので、現在は数値を持っておりませんけれども、御理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  いなべの空気感とかそんなことでは実際には営業は続けられないわけです。こんな基本的なことができていなければ、企業誘致にしても、その企業が何人雇用して、どれだけの出荷をする、売り上げがあるということが当然出てくるわけです。今の話だったら、それこそ雲をつかむような、空気をつかむような話で、なぜそれに5億円のお金を出すわけですか。  もう一つ聞きますが、市民の方がわかるように、その業者が使う厨房器具とか台所など処理する部分については、どちらが負担するわけですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  施設としてつくり込めるもの、合併特例債の適用になるものについては市の負担になります。それ以外のものはお店の負担になるのが原則でございます。大家とたな子の関係で、企業誘致だと御理解ただけるとありがたいと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  これは本当に基本的な問題ですので、当然、企業としても進出するに当たってはマーケティング調査をするわけですよね。しなければ進出できないはずです。でもいなべ市がついているから、してないのであれば、結局、最後は市がかぶることになると思います。  さっきの話では2人でやるのか、3人でやるのかわかりませんけれども、7店舗合計で、それも雇用が生まれると言われているわけですから、何人が雇用されて、どれだけの運用コストがかかって、1日の売り上げがどれだけなければペイしない、いなべの市場では外食に行く人数、落とす金額は決まってますので、その中でその7店舗が売り上げる金額がどれだけの割合を占めるのか、その程度のことは当然調べておくべきだと思います。ぜひこれは調べておいてください。  時間がなくなってくるので、次へ行きます。  飛ばしていきますが、先ほどの中で、建設場所について、あえて活断層の近くを選んだのはなぜかということで、市長からは三重県の調査で数百メートル離れていると言われましたが、この三重県の活断層の調査はどのような方法で行われていますか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  2006年から2008年に三重県が国立大学法人名古屋大学と共同研究を実施した活断層の位置情報の整理に関する調査結果の成果により、三重県内活断層位置が防災三重のホームページ記載されています。いなべ市庁舎計画に含む地域の活断層図は、ホームページに記載されたものを利用させていただいており、三重県の活断層の調査の報告書は持っておりますけれども、三重県の活断層の調査がどのように行われたかは、今、資料にございませんので、必要とあらば、三重県から取り寄せます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  そしたら、改めてお尋ねしますが、新庁舎の予定について活断層がないと確信が持てるという判断をした理由は何ですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  三重県の活断層の調査で、地図上の予定地には活断層はありません。北勢庁舎は真上に乗っかっております。それは地図上に歴然とあらわれております。三重県のホームページをごらんいただくと一目瞭然ですので、よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  活断層の調査は航空写真でやったり、トレンチ調査をやったり、出ているものを見たり、振動を与えて、その反射によって見るということが行われています。この三重県の活断層の調査は主に航空写真を利用して行ったものです。それで、ホームページの最後のところにこのように書いてあります。  利用上の注意として、活断層とその区分、この図における活断層とは、最近、数十万年間に約千年から数万年の間隔で繰り返し活動してきた跡が地形に明瞭にあらわれており、今後も活動を繰り返すと考えるものを言います。このうち風雨による侵食や堆積、また、開発の影響などで活断層の位置を明確に表示できない区間は破線で、活動の跡が土砂の下に埋もれてしまっている区間は点線で示しています。また、活断層の可能性がある地形であるが、活断層以外の原因でできたとも説明できるもの、または今後も活動を繰り返すかどうか明確に判断ができなかったもの、あるいは他の調査結果から地下に活断層の存在が推定されたものは、推定活断層として表記しました。  それから、その次です。  二つ目、未知の活断層の可能性、沖積低地や扇状地、または埋立地、干拓地などの、最近、数千年間に形成された地形では、今回の調査で確認できなかった未知の活断層が埋もれている可能性も残されていると書いてあります。  この4月に起こった熊本大地震では、そういう部分も動いたことが明らかになっています。現在の北勢庁舎から延長していくと、今の新庁舎の建設予定地のあたりにも延びていきます。そして、あそこは河川が横にあって堆積しているので、航空写真などでは活断層であるかどうかが明瞭には見分けられない場所だと思います。そういう点で、今の場所に建築するのであれば、今の市長のような話ではなくて、当然ボーリング調査などが必要になるのではありませんか。あの活断層は、横ずれであれば、2メートル程度で横ずれが起こるようなものが横にあります。活断層の真上に建てれば、どんな耐震構造であっても、どんな免震構造であっても、建物は壊れたりゆがんだりするわけです。100億円もかけてやるわけですから、当然ボーリング調査をすべきではありませんか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  私どもは名古屋大学からの報告書に基づいて、この地を選定して進めさせていただいております。  鈴鹿山脈と養老山脈に沿って大きな断層があるわけですけども、その活動期間を類推すると千年以上先だということですので、御安心いただけたらと思っております。もしも活断層が物すごく気になるのであれば、なぜ今の北勢庁舎を庁舎として修理しながら続けていくという議論を共産党さんが展開されるのかが私は疑問です。北勢庁舎は間違いなく活断層の上に乗ってます。類推ではなく確実に断層の上に乗っている庁舎を、これから庁舎として、防災拠点として利用していきたいとおっしゃられる理由が、今の発言と大いに矛盾すると感じます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  全くすりかえられているわけですけども、四つの庁舎を残して活用したいと市長が言われたわけで、これからも修理して、ほかの目的にも変えて使っていくと言われているから、こういう質問をしているわけですし、市民の方からも、そうやって四つの庁舎を維持しながら新庁舎をつくるんやったら、維持費は新庁舎の維持費だけではなくて、そのほかにも四つを足した分がかかってくるのではないかと先ほどの質問の中ではあったわけです。  熊本大地震でも、その断層が動く可能性については、0%から0.9%というごくわずかなところでも起こるわけです。地震学そのものもまだ発展途上で、全て予測されないわけです。100億円もかけてやるわけですから、当然やるべきではないですかとお尋ねしているわけです。 ○議長(川瀬利夫君)  答弁できますか。 ○市長(日沖 靖君)  できません。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  100億円もかけてやるわけですから、今、建っている北勢庁舎の下に活断層があるかどうかの問題とは別に、新たにきちんとボーリング調査をすべきではありませんか、しませんかと聞いているわけです。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  ここでボーリング調査をすると言って、その調査はおれが言っている調査じゃないじゃないかと言われそうな気がして、答弁に苦慮しています。どの程度の技術的な水準の調査を要求されているのかをはっきりとしていただけると、改めて検討いたします。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君。 ○4番(岡 恒和君)  調査報告書そのものだけではなくて、市としてもっときちんと本当に大丈夫なんだ、市民の誰が見ても、あそこなら大丈夫、調査もしてあるからという状態にすることが必要だと私は思います。  今、質問した中では、感覚的な部分や、にぎわいの森については、交流会の中でのやりとりとかいろいろあると思いますが、しかし本当にやっていけるかどうか基本的なものがないこともはっきりしましたし、場所についても、本当に安全かどうか市独自で調査をされていないこともはっきりしたと思います。反対の意見だから聞かないではなくて、市民の誰もが納得できる形で説明をしてほしい。そして、建ててもいいという人の中でも、やり方については納得していない、今でもこういう声があるわけですから、これはやっぱり真摯に向き合ってほしい。そのことを要望して、質問を終わります。 ○議長(川瀬利夫君)  岡 恒和君の一般質問を終了します。  次に、質問順位10番、衣笠民子君。  13番、衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  13番議員、日本共産党の衣笠民子でございます。通告書に従って、子どもの育ち応援一番のまちに、学校給食の充実について、一体型藤原小中一貫教育を問う。以上、3項目にわたって一般質問を行います。  まず、1、子どもの育ち応援一番のまちにということで、3点にわたってお聞きします。  (1)子どもの貧困対策として4点お聞きします。  ①全国では子どもの6人に1人が貧困と言われていますが、いなべ市の現状はどのように認識しているかお聞かせください。  ②就学援助の対象が平成28年度から生活保護基準の1.3倍から1.4倍に引き上げられ拡大されました。昨年で試算すると、人数、送金額がどれだけふえたことになるかお聞かせください。  ③就学援助の対象を生活保護基準の1.4倍から1.5倍にした場合、昨年で試算すると、人数、送金額がどれだけ増加するかお聞かせください。  ④就学援助の入学準備金が入学準備に間に合っていません。平成27年3月議会、9月議会の一般質問で、入学準備に間に合う時期の支給に変更を求め、実施しているところの研究、検討を求めましたが、その結果をお聞かせください。  次に、(2)移住促進策としてということでお聞きします。  にぎわいの森事業で若い女性に来てもらい、居住地として選んでもらうとしてきました。平成28年3月議会の代表質問における若い女性の訪問、移住について効果をただした質問の答弁では、推計はしていないが、貢献することを期待しているとのことでした。5億円かける事業ですが、どのくらいの費用対効果があるかは極めて不透明です。子育て支援をIターン、Uターン策として打ち出し、取り組む自治体があらわれています。これまで次世代育成事業に力を入れ、水準を上げてきたこのいなべ市こそ、さらに磨きをかけ、アピールすべきと考えます。移住促進の担当課と市長の見解をお聞かせください。  (3)子どもの育ち応援、子育て支援として2点お聞きします。  ①少なくとも義務教育は無償であることが憲法26条で規定されています。授業料だけの無償ではなく、実質的な無償化に取り組むべきだと考えますが、見解をお聞かせください。  ②どの家庭に生まれても、いなべ市の子どもは健やかに育つことができるような支援が必要と考えますが、見解をお聞かせください。  最初の質問は以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、藤岡弘毅君。 ○健康こども部長(藤岡弘毅君)  健康こども部から、まず(1)の①、(3)の②について御答弁申し上げます。  まず、(1)の①いなべ市の現状をどのように認識しているかの御質問でございますが、二つの視点があると思っております。  一つの視点としては、市の全体像を知るという視点でございますが、これは現状ではわかりません。理由は、昨日の伊藤弘美議員の御質問で答弁させていただいたとおりでございます。  二つ目ですが、支援が必要な個々の家庭を知るという視点でございますが、法律に定められていない場合には、本人の許可なく所得は調査できませんので、所得情報から知ることはできません。支援が必要な家庭こそ、みずから手を挙げられることが少ないため、こんにちは赤ちゃん訪問、1歳おめでとう訪問などの全戸訪問や、保育園、子育て支援センターにおける家庭像の把握に努めております。  これらにより支援につながったケースはございますが、全てを把握できているとは思っておりません。  子どもの年齢が上がって、行政との接点が薄れるに従って、寄せられる情報も少なくなる傾向にございますので、支援が必要な家庭を御存じの方は、ぜひ情報をお寄せいただきたいという思いでございます。  続きまして、(3)の②子どもが健やかに育つことができるような支援への見解でございますが、福祉の概念の中には、自助、互助、共助、公助の役割分担がございますが、公助のうち市として行うことが必要な部分を、自助の努力が報われるように、互助、共助と連携しながらこれまでどおり支援していきたいという気持ちでございます。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  (1)子どもの貧困対策として、①について御答弁申し上げます。  先ほども答弁申し上げましたとおり、子どもの貧困率に関していなべ市では調査しておりませんので掌握はしておりませんが、就学援助率、要保護・準要保護援助率の推移によると、いなべ市においては、平成25年度が4.62%、平成26年度5.2%、平成27年度は4.78%で、これが貧困率に値するということではございませんが、近い率ではないかと掌握しております。  全国平均が15.5%で6人に1人ですが、いなべ市においては約20人に1人が貧困という計算になります。  しかしながら、これを放っておかず、市としてその支援に関して十分に配慮していきます。  次に、②生活保護基準の1.3倍から1.4倍に引き上げられることによって、昨年度の数字で増加する分についてですが、小学校の認定者は2名、中学校は3名で計5名でございます。支給額につきましては、小学校が13万円程度、中学校が22万円程度で、合計35万円の増額になります。  次に、③就学援助の対象につきましては、認定者が小学校で3名、中学校で3名、計6名、支給金額は小学校で19万円、中学校で22万円程度で、合計41万円でございます。  平成28年度申請状況において認定基準を1.5倍に引き上げたことにより認定となるものの増加分につきましては、小学校が1名、中学校が2名で計3名、小学校支給金額が8万円程度、中学校が14万円程度で、計22万円程度になります。  次に、④就学援助の入学準備金が4月に間に合ってないことに関しまして、4月の時点において、中学生の入学準備金につきましては、小学校時代の資料がございますので、可能でございます。近隣の市町につきましても、四日市市、桑名市、亀山市が前倒しによる支給の検討を行っておりますので、近隣市町と足並みをそろえて、中学生の入学準備金については4月交付を検討させていただきます。  次に、(3)の①につきまして、いなべ市では就学援助制度はもとより、部活動、修学旅行、社会見学等教育活動に係る費用について必要な予算措置を行い、さまざまな方法で継続的に保護者の義務教育費用の負担軽減を図っております。例えば、修学旅行ですと、小学校ではバスの借上費一切、中学生については、生徒1人に対して4,500円の補助、社会見学、キャンプ等に関してもバス代の補助、施設の借上料等の補助を行っております。  近隣市町等を見ましても、いなべ市は格段に補助率は高いと思っておりますので、引き続き、この支援はしていく所存でございます。  また、②どの家庭に生まれても、いなべ市の子どもが健やかに育つことができるような支援が必要と考えるが、見解を求めるということに関しましても、子どもの将来が、その取り巻く環境や親の経済状況によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備や教育支援を行い、子どもたちが志を持って自己実現できるような社会の実現を目指したいということで、子どもの貧困の的確な現状把握と分析、子ども一人一人に応じたきめ細かい支援、地域と連携した子どもたちへの学習支援、関係機関と連携した相談体制の充実、安全な居場所確保のための放課後児童クラブ等設置促進と入所の支援、就学援助制度の周知の充実と、適正かつ効果的な運用を行ってまいります。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (2)移住促進策として、新庁舎を建てるよりは子育て支援をで、市長の見解をというところですが、いなべの子育て支援は特に母子保健や特別支援事業が全国的に高く評価をされているのは御存じのとおりでございます。  今後、新庁舎の一角に保健センターができることにより健診や療育が充実され、ますます安心して子育てできる環境を整備したいと考えております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  都市整備部長、岡 忠義君。 ○都市整備部長(岡 忠義君)  1、子どもの育ち応援一番の町に、(2)移住促進対策について、担当の都市整備部から回答させていただきます。  都市整備課では、地方創生加速化交付金により移住者向けのパンフレットを現在作成しておるところでございます。この中で、先ほども市長からありましたように、全国的に高い子育て支援の内容、例えばこんにちは赤ちゃん訪問などを紹介し、いなべ市が子育てしやすい環境であることをアピールし、また、9月17日から18日にかけて移住体験ツアー、10月の東京での移住相談を通じて、子育てをしやすいいなべ市をアピールして、移住していただくようにPRしていこうと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  就学援助のことでお聞きしたいんですが、就学援助の対象が平成28年度4月から生活保護基準の1.3倍から1.4倍に引き上げ拡大されました。これは本当に大変喜ばしいことです。そして、来年度から生活保護基準の1.5倍に引き上げる考えはあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。
    ○教育部長(岸本勝哉君)  ただいまの御質問に対しては、近隣市町の動向を見て、足並みをそろえて引き上げを検討させていただきたいと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  三重県内で就学援助の対象を生活保護基準の1.5倍に既にしている市町はあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  ただいまの御質問ですが、三重県内では5市が既に1.5倍の基準になっております。鈴鹿市、亀山市、伊勢市、鳥羽市、志摩市、以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  近隣市町の状況を見て来年度実施を考えるということですので、当然三重県内で5市がしているということであれば、来年の4月からそのようになることを期待したいと思います。よろしくお願いいたします。  入学準備金に関しましては、確かに中学校の入学準備の金額が小学校に比べてかなり高くなるので、これも喜ばしいことです。また、小学校でもできるだけそのようになるよう調査研究をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、移住促進策についてお聞きいたします。  にぎわいの森事業は移住促進策ではなかったのか、もう一度、確かめさせてください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  にぎわいの森だけじゃなくて、市全体の農業振興であり産業振興などを移住促進に上げていきたいと思います。にぎわいの森はあくまでも企業誘致でございます。レベルの高い企業、事業体を導入することによって、よりいなべのアピール力を強めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  にぎわいの森に関しては、若い女性にアピールするとか、若い女性に来ていただいていなべ市を選んでいただくとか、員弁町で行われた住民説明会では、市長はかなりそのように強調されていたように思いますが、いつからそのように企業誘致と同じだということに変わったんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  赤字補填が、今議会、問題になりましたので、にぎわいの森の出店者に対して、赤字になったときに補填するのかということで、補填しないことをはっきり明記するために、企業誘致という概念で説明させていただきました。これで御理解いただくほうがわかりやすいであろうと。一流企業を誘致して、家主とたなこの関係だと御理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  きのう、きょうのにぎわいの森に関する議論の中では、農業振興策ということも新たに出てきたような気がするんですが、農業振興策なんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  新たにというよりは、マイファームを御説明したときに、既に農業振興策と前々の議会から説明させていただいております。繰り返すことになると思いますけれども、マイファームの西辻さんは農業学校です。普通の農業学校ではなくて、販売とか、新たな食材を提案する感じでの農業学校ですので、まさに直接的な農業振興です。  それと、ケーキ屋さんのラヴィルリエさんも、マイクロキュウリ宝石トマトなど、この地域では需要がない食材をつくってらっしゃるところに光を当てていただき、すばらしい取り組みですねということで、非常に小野さんも頑張っていただいております。  いっちゃんたまごも、発色剤を使わない卵で、今までは白い卵でいろいろ説明しないといけなかったんですが、それをいい卵だと認識していただけるので、まさに農業振興であることを御理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  農業の振興も大事なことですので、取り組んでいただきたいとは思いますが、企業誘致と同じとさんざん言われているということは、さきの岡 恒和議員の質問でもありましたが、働く人の雇用がどのぐらいふえると考えているのかは大きく問われなければならないと思うんですが、先ほどの議論を聞いていても大変疑問です。  そこで、移住促進策として、前々から、私、提案しているんですが、3月議会でも紹介しましたが、滋賀県長浜市が全小学校の給食費を無料にするための予算を3月議会で1億6,500万円を計上し、給食費の無料を9月から実施しました。9月になったので、実施されていて、いろんなところでも話題になっています。滋賀県では初めてということです。なぜするのかは、子育て世代の負担軽減、定住人口の増加を目指しているそうです。やはり、今、本当に有効であり、三重県で初めてということで、このいなべ市で実施するならば、さらにインパクトがあり、効果も上がる。今、子どもの貧困が言われているように、今、住んでいる子育て世帯も大変助かります。世帯が助かるだけではなくて、子どもは生まれてくる場所を選べません。だからこそ、どこの家に生まれた子どもも同じように、義務教育中は高額所得の家か、そうでない家なのかを感じなくていいような施策が大事だと思います。  また、先ほどの御答弁にもありましたように、子どもの貧困の全容を捉えることはなかなか難しいです。だから貧困の家庭だけをピックアップして施策をすることは、なかなか十分に手が届かないということが先ほど来の答弁で明らかになったのではないでしょうか。でしたら一歩進んで、どの子もしっかりと育ち応援、子育て応援をいなべ市はするということが一番の子どもの貧困対策ではないでしょうか。  いなべ市では、全小中学校で実施しても1億7,000万円で実施できます。長浜市は小学校で1億6,500万円です。にぎわいの森事業で5億円、負担できる十分な財政力のあるいなべ市です。移住促進策として、小中学校給食の無料は大変有効だと思います。移住促進策としての評価はどのように考えるか、市長の考えをお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  比較が庁舎の100億円じゃなくて、にぎわいの森の3億円か5億円に変わりましたのでありがとうございます。  給食費を全額補助するということは、現在も低所得の方は補助をしていますから、給食費は払わなくていいんです。全員に対して無料にすることは、高額所得の人にも財政支援することですので、結局、これは逆差別のようなもので、御負担をいただける人には、御負担いただく。食費ですので、全ての考え方がそうです。医療費についても、入院の食費は保険点数に入りませんので、払っていただいてます。食べ物について負担できる人に対しては負担いただくのが国家の考え方です。高額所得者に対しても補助をするのかも議論いただく必要があろうと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  私の話を聞いてくださってたんだか、聞いてなかったんだかわかりませんけれども、子どもは高額所得のうちに生まれるのか、そうでないうちに生まれるのかは、それは本当になかなかわからないことです。だけどそうしたことを子ども時代は感じないでいいように、いなべ市はしましょうよということを言ってるんです。  それから、またかねてから応援しているように、子どもの育ち応援、子育て支援を幾つか実施をして、いなべ市に住みたい、住んでよかったと感じてもらう強みにすることが、若い世帯を呼び込む移住促進策になると考えています。給食の無料だけではありません。  先ほど来もありましたように、いなべ市次世代育成も学校でも本当に手厚く頑張ってます。ここをもうちょっとの金額を上げるだけで、もっとアピール力が上がるんです。それをしたらどうですかと提案しています。私の言うのは、市長の言うような高所得の人にはしないというのではなく、むしろそういう方も含めて全員にする施策を提案してます。  東海環状線の開通、インターもできます。従来型のいなべ市内の企業誘致にとらわれなくても、働く場は名古屋圏、住んで子育てする場はいなべ市ということが可能になります。子どもの医療費所得制限の撤廃も私はしたほうがいいと思います。これは300万円できると以前の答弁であります。それこそ100億円の庁舎、5億円のにぎわいの森と思ったら300万円でできるんです。市長の好きな少し所得の多い人も、そしたら来ますよ。市長は低所得者だけの施策をするのは嫌いますけれども、そういう人が来るための公営住宅をつくるのも嫌いますけど、高額所得の人も、そしたら子育てするのはいなべ市ということでみえると思います。そのことについてはどうお考えか聞かせてください。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  衣笠議員の大嫌いな新庁舎には、保健センターの予算も100億円の中に入っているんです。それで新たな療育をしようと言っているんです。子育てのまちづくりをどんどんしようとしております。繰り返しますように、高額所得者に対して厚くするよりは、障がい者であったり低所得者をより充実しようというのが今のいなべの施策でございます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  以前からの私の質問でもありますように、私、新庁舎を考えるべきだとは言ってますけど、保健センターは別の場所で早急にしたらどうですかと提案しています。だから平成30年まででなくても、保健センターは皆さんの合意が得られると思うので、すぐにしたらどうですかと提案もしておりますので、そこは反対しておりません。気をつけてください。  次の質問に移ります。  2、学校給食の充実について3点にわたってお聞きします。  (1)給食センターの食材の調達が、大安学校給食センターでは市登録業者から、藤原学校給食センターは調理委託先の調達となっています。市登録業者からのほうが地元食材の使用が多いということで、これまで藤原学校給食センターも市登録業者からの購入に切りかえるように求めてきました。  平成27年6月議会一般質問の答弁で、藤原学校給食センターにおける平成29年度からの委託業者選定のプロポーザルでは、食材の調達についても検討していきたいとの答弁がありますが、どうなっているのかお聞かせください。  (2)現在、藤原学校給食センターから員弁中学校、大安学校給食センターから北勢中学校へ配送しています。変更の考えがあるのかお聞かせください。  (3)地産地消を進めるためには、一調理場の食数を減らすほうがいいことは明瞭です。北勢中学校に調理室建設の考えについてお聞かせください。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  それでは、2、学校給食の充実について御答弁申し上げます。  まず、(1)ですが、平成29年度藤原学校給食センターの調理委託業者選定のプロポーザルでは、市登録業者からの食材の調達に関して仕様書に含めてプロポーザルを行います。  また、米飯給食につきましては、株式会社ミエライスと委託契約しておりますので、対象学校に関しても米飯配送をする予定でございます。  また、お米に関してはいなべ産を使っていただくことでお話をさせていただいております。  次に、(2)で、変更については既に了解済みで、配食数については、北勢中学校が430食、員弁中学校が300食で、これを大安学校給食センターが2,600食から2,470食、藤原学校給食センターが820食から950食で変更予定をしております。  (3)につきましては、結論ですが、調理室の建設は考えておりません。これにつきましては、学校給食自校式の学校において老朽化等、今後、検討が必要であります。北勢地域の自校式の給食室に関しても老朽化しており、今後、給食センターで給食をつくることに移行していく考えでおりますので、自校式の調理室を新たに建設することは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  北勢町の小学校の自校式の給食、大変いい給食をしていると前の答弁でもありました。本来はそれをずっと続けていただきたいと思いますけれども、もしかなわないのであれば、それこそ北勢中学校に北勢町の中学校、小学校の給食を調理できるセンターのような調理場をつくることを提案したいと思います。  以前、北勢町の小学校では、自校式の給食に対して、前の教育長がいなべ市内で生産されている農産物を、北勢町の小学校4校ではJAいなべとタイアップして、生産者から多くの野菜を購入できている。とれる時期の旬の野菜を調達できている。地域とのつながりということで、子どもたちと生産者とのつながりと持ってもらっている。どの野菜が育っているかなど身近に感じながら、感謝の心を育むことになっていると述べてみえます。ぜひとも、そうした観点からも、北勢中学校に調理室を建設することを提案させてもらいますが、どうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  先ほども申しましたように、まず二つの給食センターではいなべ市内の給食を配送する能力は十分に持っております。自校式の給食が閉鎖になっても、二つの給食センターで十分補完できますので、新たなセンターをつくる考えはございません。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  北勢地域だけを賄うということでもいいですし、北勢中学校の調理室でもいいですけれども、地産地消を生かした学校給食の推進や、学校が防災時の避難所になっていることを考えると、防災の観点からも、やはり調理室をつくることは有効ではないかと考えています。  費用対効果の面からも、行く行く北勢町の小学校の給食をどうするかということででも検討していっていただきたいと提案しておきますので、よろしくお願いします。  次に行きます。最後の項目です。  3、一体型藤原小中一貫教育を問うということでお聞きいたします。  一体型の小中一貫教育の学校になることで、小学校は5校が1校になるだけでも大きく変化します。中学校はどのような変化があるのかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  中学校はどのような変化があるのかと御質問いただきましたので、お答えいたします。  藤原中学校の現在の生徒にとりましては、学校の場所が移転するわけではございませんが、中学校の中に小学校が引っ越してくるという感覚になろうかと予想されます。  新しい小学校が建設され、中学校の校舎とつながっていることや、プールが建設されること、学校への上がり坂が広くなり、歩道と自転車道路ができること等、施設設備においていろいろな変化が生じます。これまでの学習環境に大きな変化が生まれてくることになります。  また、登校時には小学生が一緒に登校したり、あるいは、休み時間には運動場で小学生が遊んでいる姿を中学生が見ることにもなります。行事を小中学校合同で実施することになれば、中学生にはこれまでにない役割分担が求められることも出てまいります。このように、年間を通じて、これまでの単独の中学校の場合とは異なるさまざまな変化が生じてまいります。  一つ目が一番大きな変化でありますが、小中一貫教育の実施により、小中9年間の学習カリキュラムによる学習の変化です。  二つ目は行事の実施方法の変化です。入学式、卒業式などの儀式的行事や、体育祭や合唱祭などの体育的、あるいは文化的行事などの実施方法に、小学校、中学校一体となることによって変化が生じてまいります。  また、三つ目の変化といたしましては、中学生が使用する校舎の中に小学生と教養となる教室、例えば図書室であったり、あるいは音楽室であったり、多目的ホールができるなどの環境の変化もございます。  それから、四つ目の変化といたしましては、小学校と中学校の授業時間の違いから生ずる学校生活の変化も生まれてまいります。  1限目から6限目までの授業時間と、あるいは給食や昼休み、そして放課後の子どもたちの生活の部分で、今までは中学校は中学校、小学校は小学校というところが、小学校、中学校が一緒になることによってさまざまな変化が生まれてまいります。  ただ、何と申しましても、小中一貫教育での変化を利点とする、いわゆる小学校、中学校の9カ年で子どもたちの確かな育ちを育んでいく、豊かな心と、確かな学力と、健やかな体を育てていこうというのが小中一貫教育のメーンの部分でございますので、この変化を大いに活用してこそ、小中一貫教育がより効果的になるものだと思っております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  藤原の小中学校は全校児童生徒数は何人になるのかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  本年度におきまして、藤原中学校の生徒数は165名でございます。小学校は5校全体で272名の児童数でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君に申し上げます。発言時間は残り7分です。  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  165人と272人を足して400人を超えると思うんですが、平成29年度の開校でもそうなるということだと思います。  先ほどの答弁で、行事を一緒にすることになると発言がありましたけれども、どのような行事を一緒にするんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  藤原小学校開校準備協議会の中に学校教育部会を設けております。現在、19回の協議を重ねておりますが、学校教育部会は学校管理職と小中学校の教員で組織された部会で、小中9カ年の中で学習面、生活面でどのような取り組みが一番効果的かを協議していただいてます。その中で協議いただいたことが具体的な形で平成29年4月から開校した新しい藤原小学校、中学校で実施されていくことになりますので、現在、このようなものになるとは申し上げることはできません。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  先ほど触れられた体育祭とか音楽祭はまだ決まってないということだと思います。この400人規模の学校は、現在、いなべ市内最大規模の大安中学校とほぼ同規模です。大安中学校は3学年でこの人数ですが、藤原の小中学校は9学年でこの同規模となります。大安中学校よりも運営面では大変困難が伴うと考えられます。  私、平成24年に教育民生常任委員会で静岡県浜松市引佐町の一体型の小中一貫校の視察研修に行かせていただきました。引佐の学校は全校で110人ほどで、どの学年も11人から16人ぐらいで、本当に小ぢんまりとしたアットホームな学校です。小中合わせての縦割りの教育も十分可能です。そこと比べたら大変大規模となる藤原の学校では、どういう特色を考えていくのか、それは大変なことかなと思ってますが、簡潔にどういう特色を考えてみえるのかお聞かせください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  小学校で各学年2学級、中学校においても各学年2学級、しかも学級の児童生徒数は25人程度で、教育指導をしていくには一番効果的な人数を学校規模適正検討委員会で出していただきました。最も教育しやすい人数、そして学級数であることから、非常に大きな効果が出てくると思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君。 ○13番(衣笠民子君)  学級数としては二十数人で2学級で適正規模ということでした。でも学校の単位としては400人規模はかなり大変なことかと思いますので、十分にそこのところを、すぐに総数が出てこなかったことがちょっと心配ではありますけれども、大安中学校と同規模で、もっと年齢差のある学校となりますので、そこのところも十分に議論の俎上に上げていただきたいと思います。  学校を廃校、統合することは、地域に学校がなくなれば、移住促進の阻害要因でしかないと考えられるし、教育的にもどういいのかが、私、いろいろ今までの議論を聞いていても、まだ納得いかない部分や心配な部分があるんですが、平成29年4月開校に向けて着々と進められています。小中一貫教育の新しい学校といいますけれども、本質は五つの小学校を廃止して一つに統合しただけとならないように、十分成果を出していただけますように、子どもたちにやり直しはききませんし、大事な期間です。今もされてますけれども、力を傾けてやっていただきたいと思いますので、そのことだけ最後に述べさせていただきまして、これで私の一般質問を終わります。
    ○議長(川瀬利夫君)  衣笠民子君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。             午前 11時37分 休憩             午後  1時00分 再開 ○議長(川瀬利夫君)  会議を再開します。  休憩前に続き、一般質問を続けます。  質問順位11番、川瀬幸子君。  8番、川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  8番議員の川瀬幸子です。議長の許可をいただきましたので、早速質問をさせていただきます。  今回、3点について質問します。  1、まちづくりについて、2、再生可能エネルギー導入の進捗状況について、3、放課後児童クラブの委託と支援についての質問です。  今回の質問事項1、まちづくりは、6月14日新庁舎建設特別委員会での内容が発端となっております。委員会では、1番目に付託案件審査が、議案第42号、平成28年度いなべ市一般会計補正予算(第2号)、2番目に経過報告でしたが、既に資料が配付されておりました。その資料には、これまでに検討してきた空調の熱源を比較したものが記載されており、委員会が始まるまで、その資料に目を通していたら、これまでになかった方法が平然と記載されていました。私はこれまで新庁舎建設に反対をしてきたわけではありません。これまで衣笠議員が何度か一般質問に取り上げてみえた新庁舎建設への疑問を肯定も否定もするわけでもなく、ただ傍観していたと思います。  ここへ来て、天然ガスを使用すると初めて私は知りました。説明を求めましたが、次の項目で説明しますとのことで、説明は後回しで、補正予算の賛否をとられましたが、私は降ってわいたような仕様書を見て、理由の説明も受けずに賛成することができませんでした。  いなべ市議会へ再挑戦してもう3年目、これまで天然ガスを使用する計画があったのなら、最初の仕様書から掲載すべきではないのか。先輩議員の方々はこのことを既に周知されていたのでしょう。この件に関して何事もなく過ぎてしまいました。  天然ガスはクリーンで、CO2排出量が少ない化石燃料で、窒素酸化物や硫黄酸化物についても、燃焼時の排出量は天然ガスが主な化石燃料の中で最も少なくなっていると同時に、天然ガスが採掘できるのはあと50年ぐらいと言われています。再生可能エネルギー、地中熱利用と違い、先が見えているのが気になります。  再生可能エネルギーとは、エネルギー源として永続的に利用することができると認められたものと法律で定義されています。市が天然ガスを率先して導入することにより、将来、市民の生活に変化が生じる可能性があります。さらに、市内の納税業者は廃業を余儀なくされる場合も考えられます。もちろん市民にとっては選択肢がふえることの利点も出てきます。にぎわいの森にしても、後から何かが追加されるような、言い方は悪いのですが、行き当たりばったりのような計画に思えてなりません。  そこで、(1)にぎわいの森、新庁舎建設などの構想と決定方法について。  (2)天然ガスの使用について経過を教えてください。  ①誰がどのように企画、決定するのか。  ②緊急時の対応は。  (3)新庁舎建設にかかわる案件について、市民への周知方法はです。  よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  それでは、1、まちづくりについて答弁させていただきます。  (1)にぎわいの森、新庁舎建設などの構想と決定方法についてでございますが、これまでの経緯として、新庁舎建設については平成25年9月議会で御承認いただいた新庁舎に向けたアドバイザー事業によりいなべ市新庁舎整備基本計画をまとめて、平成26年3月に議会全員協議会に提示させていただき、また、年内には市民説明会を5回開催させていただいております。  さらに、平成26年9月議会において新庁舎建設用地費、造成費等の債務負担行為限度額を、そしてまた、平成27年度当初予算で新庁舎基本設計業務費を計上させていただき、12月には新庁舎基本設計の市民説明会を4会場で開催したところでございます。  また、にぎわいの森につきましては、基本方針に基づき、平成26年5月から新庁舎周辺整備計画としてコンセプトの設定、実施設計を進めながら、これまでに出店者の募集、キャンペーン、視察等を開催してきたところでございます。  平成28年度につきましては、新庁舎実施設計の繰り越し承認を得て、新庁舎周辺整備計画によりにぎわいの森の実施計画、新庁舎関連の積算業務を委託で進めておるところでございます。  新庁舎建設特別委員会では経過報告、計画案、予算の審議などの承認を得てきたところでございます。  このように、にぎわいの森、新庁舎建設などの構想については、いなべ市新庁舎整備基本方針に基づき、基本計画から実施設計、積算業務と継続して計画を進めておりますが、今後も新庁舎建設特別委員会で報告、また、議案の審議、予算、構想(計画)等の承認を得て決定していきたいと思います。  続きまして、(2)天然ガスの使用について、①誰がどのように企画、決定するのかでございますが、新庁舎建設における空調設備計画を、防災の拠点となり、また、環境に優しい庁舎を目指し、熱源設備については、経済性、信頼性、省エネルギー、環境性を考慮してきました。  天然ガスの使用につきましては、熱源方式の検討で提示をさせていただいたとおり、電気と都市ガスの組み合わせが運転費、ライフサイクルコストが最も安価で、省エネ性にもすぐれていることから、専門的な設計案から比較検討を行い、市として最終の方向性を決定しました。  この方針については、新庁舎建設特別委員会で提示させていただき、御審議をいただいて、承認を得て決定していただいたものと思っております。  次に、②緊急時の対応策でございますが、都市ガスについては、ガス会社からガス管の耐震性の向上や対策の計画的、継続的推進による二次災害の発生防止及び復旧の早期化、臨時供給設備の整備や体制の強化による重要施設へのエネルギーの供給の確保、実践的な防災訓練や人材育成による緊急・復旧時の現場対応力の向上などを、総合防災力の向上として取り組みを行っていると報告を受けております。  なお、復旧作業が完了するまでには、移動式のガス発生設備による臨時供給での対応も検討していきたいと思っております。  (3)新庁舎建設にかかわる案件について、市民への周知方法でございますが、新庁舎建設については、議会への提案や審議をいただくとともに、建設工事についての進捗状況等を市民に広報誌やホームページ等などで周知を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  それでは、空調の熱源設備についてですが、今、構想からという説明を受けましたけど、平成25年というと、私はもう議員になっておりましたので、在籍していたわけですけども、天然ガスというのは6月議会のときに示されただけで、それまでは天然ガスの「て」の字も出てきてなかったんですけど、その辺はどうですか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  その件につきましては、平成27年12月8日の第9回新庁舎建設特別委員会において、いなべ市新庁舎建設基本設計の熱源方式の検討内容を行政棟を例にして4パターン示させていただいております。電気方式、電気と地中熱の組み合わせ、電気と重油の組み合わせ、そして電気と都市ガスの組み合わせで4パターンの提示をさせていただき、電気と都市ガスについては、建設費、年間運転費や経済性等にすぐれた第一候補として提案させていただいております。  さらに、平成28年1月8日の第10回新庁舎特別委員会においても、同じようなパターンで熱源の関係のことを示させていただいております。  それから、先ほど議員がおっしゃられた今年6月14日の特別委員会という形になろうかと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  失礼しました。平成27年12月に天然ガスと記載されたものがあったのは私が見落としていたのだと思います。私としては、ことしの6月に初めて出てきたものだと思っておりました。ほかの熱源方法も確かに書いてありましたけども、天然ガスは今まで、桑名方面に走ると、涼仙ゴルフ倶楽部のこっちに引いてあるのを知っていたので、ここを工事するなんて邪魔やなと、車を走るものにしてみれば、片側通行どめですので、国や県や市が敷設する管じゃなくて、会社が敷設する管がこんなのをやって、公共工事みたいになっとっていいのかなという懸念はありました。  なぜ早急に天然ガスにしようと決めた経緯はどういうことかと、例えば、工事に関しては都市ガスを引く本管の工事でも、水道でもそうですけども、かなりの金額が要ります。それは例えば東邦ガスが全面的に持たれるんでしょうけども、いなべ市道を通ることはありますでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  現在、県道工事をしておると思いますけども、当然引き込みになってきますと、市道も関係してくると思います。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  私は常々思うんですが、市のものだったら、お金をくれとは言わないけども、営利のための会社のものだったら、市道を占有するわけで、その使用料みたいなのはいただけないんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  道路の占用につきましては、いなべ市においても、いなべ市道路占用料等徴収条例、また、それに伴う関係の規則もございます。道路法の中でもガス管はそれらに該当する施設となっておりますので、今後、占用料がどうなっていくのかという部分はありますが、条例等に伴う規則等に基づいて処理されるものと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  それでは、ガス管を引き込むのに、普通、水道なんかはメーターがあります。ガスもメーターがありますけど、メーターの取りつけの工事費とか、メーター取りつけ料は市が負担するんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  管から庁舎までの間にメーターがつくわけですけども、そのメーター部分まではガス会社のものになります。今回の引き込み料については負担はないと聞いております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  世間ではただより高いものはないということわざもありますので、その辺、本当にそうかということ考えますと、例えば、今、LPGがほとんどだと思います。天然ガスを使用するに当たって、ガス料金は幾らぐらい年間かかるものなんでしょうか。年間でも月でもいいので、電気との比較は出てるんですか。幾らぐらいになるものでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  現在、把握している段階では、LPガスとの比較ですけども、約半分の金額と聞いております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  そこはLPガスと比較するんじゃなくて、LPガスを使った空調設備は想定してなかったわけですので、電気を使ったもの、重油を使ったものと比較したものを出されると思うんですけども、資料はいただけますか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  現在、そういった資料は作成しておりませんので、お見せできるものができましたら、またそのときに。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  それでは、誰がどのように企画、決定するかは、私らも採決したんですけども、使用するものを企画、決定するのは担当部署の人がこういうものにしたいですと言って、誰かが決めるものですか、どうでしょう。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  この熱源方式の検討に当たっては、もちろん設計会社など業者からのいろんな提案もございますし、今回、天然ガスの話も出てきておる中で、そういうものを含めていろいろ比較検討しながら決定していくもので、もちろん担当課はそれをもとに比較検討していくわけです。最終的にどういう方向で持っていくかは、市として最終の方向性を決めますが、今回、6月にも御提案させていただき、お認めいただいたと思っておりますが、議会で最終的にお認めいただくものと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  再確認ですが、地中熱も使っていただくんですが、6月議会までには、天然ガスは表に出てきてなくて、6月の決めるときに、全部天然ガスになってましたよね。図面は、シビックコアのところに地中熱を利用したものを使って、ほかのところは天然ガスを使うと決められたものがたしか出されていました。違いますか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  先ほど、6月までの特別委員会で、天然ガス等を含めた熱源方式の4パターンをお示しして、その中で最も効率的で、ランニングコストやいろんなことを考えて提案させていただいたわけなんですけども、6月の新庁舎特別委員会の場においては、シビックコアの1階フロア部分については地中熱と都市ガスを活用し、そのほかの部分については都市ガスを使う方向でお示しして、御承認いただいたと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  その6月に出てくるまでにほとんどが都市ガスとなったのは、誰が決めるのかを私は本当は聞きたかったです。シビックコアは1階部分が地中熱、2階会議室あたりは天然ガスと書いてありましたけど、これは無駄だと思います。地中熱だったら地中熱でいけばいいと思います。  次ですが、緊急時の対応なんですが、熊本や福島は都市ガスじゃなかったですから、比べるものは阪神淡路大震災だと思うんですが、長いこと都市ガスが使えなかったです。私は2日目にガスボンベとLPガスの器具を持って神戸へ走った思い出があります。その点で、緊急時の対応は全く煮詰めてもらってないと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  総務部長、瀬古忠光君。 ○総務部長(瀬古忠光君)  緊急時の対応ですが、確かに阪神淡路大震災の際には、一番太い高圧幹線、次の中圧導管があるそうなんですが、幹線的なものの被害は非常に少なかったと。しかし、末端の管を構成する低圧導管に被害が集中して、阪神淡路大震災の場合、大都市で非常に広範囲であったこと、管の継手が破損してしまったことが要因で、資料によると、復旧対象戸数が85万7,000戸あり、復旧日数が94日かかったと聞いております。  しかし、その後、いろいろ地震対策がなされており、東日本大震災においては、40万2,000戸を54日間で復旧、そのうち東京ガスの3万戸については7日間で復旧しておるという資料がございました。  震災対策としては、やはり末端に使う低圧管に地震に強いポリエチレン管の耐震管を採用するようになったこと、移動式のガス発生設備による臨時供給、ガス事業者同士の間で、全国的な日本ガス協会を広域融通による臨時供給も可能ということで、震災を受けて震災対策がかなりとられてきており、真剣に検討されているところで、効果も出ておると聞いております。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  実は、LPガス協会の質問か何かの回答書の中でちょっと気になるところが一つあったんですけども、ここの中で新しい言葉が出てきてます。再生自然エネルギーの活用も検討する、新しいエネルギーをいなべ市で生み出すのかなというふうな答えなんですが、こういう返事では余りよくないかなと思います。  次に行きます。  2、再生可能エネルギー導入の進捗状況について。  近年、世界の気温は過去最高記録を更新し続け、日本国内でも猛暑と豪雨など異常な天候が日常化しています。  一方、日本の環境産業の市場規模は100兆円規模を超え、重要な産業となっています。  危険な気候変動を防ぐため、昨年12月は排出ゼロをめざすパリ協定が合意されました。G7伊勢志摩サミット首脳宣言にも、パリ協定の2016年末までの発行を目指すことが盛り込まれています。米中は既に締結を済ませており、年内に発行する公算が公算が大きくなっています。  新庁舎建設に伴い、再生可能エネルギー導入が見えてきております。新庁舎では化石燃料の天然ガス、再生可能エネルギーの太陽光、地中熱を利用した設備も取り入れられることになりました。  最近は地中熱プラス全館空調の家、地中の恵みで快適生活と銘打ってハウスメーカーがアピールするまでになりました。24時間全館空調、健康で人に優しい、見た目もすっきり、そしてランニングコストが安価と銘打っております。  これを踏まえて、2、再生可能エネルギー導入の進捗状況についてお尋ねします。 ○議長(川瀬利夫君)  市民部長、安藤喜成君。 ○市民部長(安藤喜成君)  それでは、(1)CO2の削減の取り組みでございますが、CO2は地球温暖化の原因と見られる温室効果ガスの一つで、地球温暖化を防ぐ措置が必要となっております。CO2を排出することは、私たちの生活を豊かにするためですので、削減するためには生活レベルや市民の考え方について基本的な改革が必要と考えております。  各家庭では冷暖房の温度設定や省エネ機器への買いかえ、自動車の使い方など、また、事業所の中での空調機器の設備、照明設備など、いま一度、見直していただくことで、CO2の削減が可能かと思います。今後も継続的に、市民、事業所に啓発していきたいと思います。  今回の質問につきましては、川瀬議員から昨年12月、本年3月にも同趣旨の御質問をいただきまして、公共施設でのCO2削減の取り組みについては御答弁させていただきました。その後、市民部で新たな取り組みは行っておりません。  (2)市民への提案と補助につきましては、既に市内に再生可能エネルギーの主流である太陽光発電の設備は多数普及しておる中で、市が新たに設置費用の一部を助成する効果については期待できませんので、現時点では補助制度を設けることは考えておりません。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  だんだん時間がなくなってきましたので、補助金のことについては次回にお願いしたいと思います。  いなべ市では、質問1のまちづくりでも触れましたが、新庁舎に再生可能エネルギー、地中熱と太陽光プラス天然ガスを導入します。そして、にぎわいの森を含めた庁舎周辺はCO2を吸収する木も残されたり、植えられたりします。部長、いなべ市はCO2削減のために事業を進めているといっても過言ではありません。見方を変えれば、CO2排出の抑制に大きく寄与することをどんどんアピールしていただきたいと思います。  今度、9月28日に衆議院会館で「排出ゼロをめざすパリ協定と日本の温暖化対策のリーダーシップ」のフォーラムがありますので、もしよろしければ、行かれたらいいかなと思います。市民がどんな取り組みをやっているか、それに行政がどのようについていっているかがわかるかと思います。  それでは次に、3、放課後児童クラブの委託と支援に行きます。
     先に1カ所、市の内容を御紹介させていただきます。  ここは、委託は市直営で、支援員は市の委託職員として雇用されてます。補助金に関しては、国の子ども・子育て支援交付金3分の1、県の放課後児童健全育成事業費等補助金が3分の1、補助金額算定の方法は、総事業費マイナス保護者負担金と収入額はここで1とさせてもらって、1と国庫(県補助金)補助金額②の低いほうが補助金額になってます。この市の場合は、1が補助基準額となります。補助の用途として、対象経費は放課後児童健全育成事業の実施に必要な経費(飲食費を除く)となっており、人件費のみではないと理解している。ただ、市人件費の割合は全体の95%程度(平成27年)と高い。保護者負担額の決定方法ですが、私は保護者の負担金をなるべく安くという願いがありますので、あちこち行って、幾らぐらい負担しているか統計をとってます。国の費用負担割合の基準は総事業費の2分の1程度を保護者負担と整理の上、予算計上しているとなっているが、保護者負担の基準額は定められていないため、実施主体の市の判断で決定できるとしています。この市の場合、保護者負担額は全体事業費の4分の1程度である。現実に金額は出てますけど、ここの市は13クラブありますが、保護者負担額は月3,000円、2人目1,500円、3人目以降無料、したがって、2人子どもがいれば4,500円保護者が負担します。これはやっぱり市直営でやっているからなのか、それとも、その分、もう少し経営しやすいように、ある程度の補助金をふやしていただく考えはないでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  それでは、お答えさせていただきます。  まず、利用者の利用料の軽減については、いなべ市としてはひとり親家庭補助及び複数児童割引を行っております。  ひとり親家庭補助については、児童扶養手当受給者、または福祉医療費受給者を対象に、一人当たり月5,000円の割引でございます。  複数児童割引については、2人目は月額料金から3,000円の割引、3人目は月額料金から5,000円の割引、4人目以降は月額料金から1万円の割引を行っております。  また、市単独の補助としては、いなべ市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例及びいなべ市放課後児童健全育成事業実施要綱に適合し、地域に根差し、学校と連携している放課後児童クラブを運営する運営員会を補助対象としております。  市単独の補助については、運営補助費、維持費、衛生安全対策費、複数児童家庭補助費、備品整備補助費がございます。  運営補助費については、指導員の休暇等に対する経費及び施設の運営に係る経費の補助として年間70万円を基本として補助を行っております。  維持費については、放課後児童クラブの保育環境を維持、改善するのに要する経費及びその他市長が認めるもので、年間10万円を基本に補助を行っております。  衛生安全対策費としては、児童クラブに従事する指導員に対する健康診断に要する経費を補助するもので、指導員一人当たり4,200円の補助を行っております。  複数児童家庭補助費は、2人、3人等、兄弟姉妹の多い家庭を対象とした保育料軽減措置を実施している放課後児童クラブに対する助成で、1カ月につき2人目3,000円、3人目5,000円、4人目以降は1人1万円の補助を行っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君に申し上げます。発言時間、残り5分です。  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  今、説明いただいたのは、前にも聞いて、時間がなくなってしまって続きができなかったので、ここでさせてもらうんですが、おやつに関しては、おやつ代はとってないクラブも出てきているということで、おやつが出てないということも聞きます。それは本当かどうか調べることは簡単でしょうけど、また教えていただきたいのと、送迎補助というのがありましたが、以前のクラブで、今もありますけど、送迎費としてその家庭からお金をもらっていたところがあります。それは違法じゃないかと私は指摘したことがあります。というのは、好意で迎えに行くのはわかりますけど、お金をとっていくことは営業ナンバーでないとできないわけですし、今の部長は御存じなかったかと思うんですけど、その前の部長のときには、えっという感じでごまかされたことがあります。その辺のところはどうなんでしょうか。今もお金をとってみえるんでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  送迎費の保護者の補助の請求に関しては、実際に行っておったと聞いておりまして、現在はそういうことは行っておりません。お金をとっておるについては、前の部長が指導をして解決しております。  おやつ代等については、各クラブ、運営員会に委託をしておる以上、詳細については、今のところ、掌握しておりません。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  保護者の負担金をもっと軽減するような施策をいなべ市独自で考えていただき、実行していただきたいと私は強く思うんですが、その辺の見解はどうでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  先ほどから言わせていただいておりますが、市としては、条例、実施要綱、交付要綱に基づき、ルールに沿って運営していただいておるクラブに対しては最大限の支援をさせていただきます。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君。 ○8番(川瀬幸子君)  そこは、前に聞いてみますと、預けるために1万円以上払っています。決して親はお金があり過ぎて働きに行ってるわけじゃないんです。子どもを預けているわけじゃないんです。だからもうちょっとそこに市からの優しい援護が欲しいと思います。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(川瀬利夫君)  川瀬幸子君の一般質問を終了します。  次に、質問順位12番、渡邊忠比古君。  5番、渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  5番議員、渡邊忠比古です。議長の一般質問の許可を得ましたので、通告書に従い質問いたします。  まず最初に、1、新庁舎道路について。  (1)新庁舎道路はいなべ市の中心として交通ジャムのないように計画されていますか。県道、国道306号、市道について。  (2)現在、交通ジャムを避けるため、庁舎北にしっかりとした道路と、田切川(鎌田橋)上流にも橋は必要と考えるが、どうですか。  (3)県道、国道があるが、これらの機関と市は事業を進めるに当たって、また、計画において密な連携は行われているか。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長、岡本佐久男君。 ○建設部長(岡本佐久男君)  それでは、1、新庁舎道路について、(1)新庁舎道路はいなべ市の中心としての交通ジャムのないように計画されていますか。県道、国道、市道について御説明させていただきます。  新庁舎道路(市道阿第107号線)は、新庁舎、防災拠点への連絡道路として現在施工中で、交通量計画については、いなべ市道路の構造の技術基準を定める条例により、一日当たりの計画交通量を1,500台から4,000台未満としております。  また、新庁舎への主要な連絡道路は、県道南濃北勢線からの進入と、現在進めている県道北勢多度線からの進入が可能になり、車両も分散され、交通渋滞は見込まれないと思われます。  現在、三重県においては、県道北勢多度線の4車線化及び国道306号との交差点改良を今年度から事業を進めていただいております。  (2)現在、交通ジャムを避けるため、庁舎北にしっかりとした道路と、鎌田橋上流にも橋は必要と考えるが、どうかについて御説明させていただきます。  現在の渋滞箇所は国道306号、県道北勢多度線、市道阿第50号線の交差する鎌田交差点と認識しております。この交差点は県道北勢多度線と市道阿第50号線に右折レーンがなく、構造的にも渋滞を引き起こしていると考えられます。  そこで、先ほども言いましたが、三重県では既に渋滞解消のため、本年度より県道北勢多度線の4車線化と鎌田交差点の改良を計画しており、これによりスムーズな通行が見込まれ、渋滞の解消になると予測しております。  (3)県道、国道があるが、これらの機関と市は事業を進めるに当たって、また、計画において密な連携は行われているかについて御説明させていただきます。  新庁舎周辺地域は、市道、東海環状、県道等改良工事が集中し、工事等に手戻りがないように協議を重ねております。  その内容等は、市道阿107号線における計画及び発注に至るまでに国土交通省と東海環状北勢インター関係で、三重県とは北勢多度線等改良工事で、また、公安委員会では交差点協議で、そしてさらには、地元自治会とは用排水等の関係で協議を重ね、延べ22回ほど開催しております。  引き続き、関係機関と密な連携調整を行いながら、早期完成に向けて事業を進めていっております。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  今から再質問します。  一つは、北勢多度線、国道306号の鎌田交差点付近の交通量は、今、ふえていると思いますが、それはどれぐらいでしょう。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長、岡本佐久男君。 ○建設部長(岡本佐久男君)  鎌田大橋に係る交通量ですが、国道306号線から鎌田へ入る道路が約6,300台、市道からのインター線が1,000台、県道時下野尻線からが1,600台、計で鎌田大橋には約8,900台と見込んでおります。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  大体9,000台ぐらいですね。これはほかの流れてくる小さなものもあるから、これよりは多くあると思います。鎌田大橋付近と言われましたので、これ以上はあるように思います。  信号の数を少し聞きたいんですけれども、鎌田の付近から1,000メートルぐらい、下野尻と権現坂のミニストップのあたりとか、北勢病院の辺まで言われたと思うんですけども、その辺の信号の個数を教えてください。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長、岡本佐久男君。 ○建設部長(岡本佐久男君)  信号機の数は、国道306号の春日神社から小林仏壇店さんの間で、春日神社前の下野尻交差点、そしてインター線と交差する瀬木交差点、鎌田大橋西詰交差点、鎌田交差点、コメリ前の中川原交差点、いなべ総合病院前の交差点、国道365号と交差する別名の交差点、そしてコンビニ前にある権現坂交差点、小林仏壇店にある東村交差点の9カ所に信号機が設置されております。  また、北勢多度線においては、鎌田から西広タイヤサービスまでの間で、フーゲツさんの前の阿下喜西交差点、本町通りと交差する阿下喜交差点、北勢庁舎前の庁舎前交差点、西広タイヤサービスさんの前にある西貝野口交差点の4カ所に信号機が設置されております。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  阿下喜は昔は銭湯とか映画館とか旅館、そして鉄道、バスの終起点でした。もちろん病院、商店があり、にぎわいのあるものでした。  さて、ことしになって、新庁舎建設に関する工事が始まりました。阿下喜には再生への兆しが見えています。工事を見るにつけ、勢いを感じます。100億円をかける立派な新庁舎を生かすためにも、道路構築に注力して、道路流れのよいいなべ市の中心としての発展をしてほしいと望んでいます。  交通ジャムは市のエネルギーが見えるのです。また、いなべ市が生きているあかしでもあります。市の中心から生まれてくる胎動です。  ここで、阿下喜の町を四つのブロックに分けて考えてみました。一つは鎌田、田切川以西には、藤原工業団地には4社、下周囲工業団地には田切川沿いの会社を含めて16社、大きなものであれば太平洋セメント、地元の建設業者、これらには大型の車が多くあります。出入りが激しいです。それから三つのゴルフ場。最近できたコンビニのセブンも、朝、昼、夕は混雑してます。そして、いま一つ、消防署があります。  二つ目のブロックは、国道306号西側から田切川までにはマックスバリュー、スギ薬局、コメリ、ヤマダ電気、松下産業、北勢レミコン、三岐通運、ここには三岐通運が利用されている市道があります。鎌田橋との間には、今度、改良されると私は見とるんですけども、三角の土地があって、その中に二つの道があります。このブロックには、現在は三つの信号があります。  第3のブロックは田切川東で、北勢多度線北側には北勢斎場、三重祭典、斎奉閣、太平洋セメント生工場、それから少し行きますとミニストップ、六石ゴルフ倶楽部、第4ブロックは田切川東、北勢田度線南側で、国道306号より東には三岐鉄道、三交バスの阿下喜駅、阿下喜温泉のあじさいの里、愛灯館、パロマ、いなべ総合病院、日下病院、JA、銀行、ローソン、それから阿下喜商店街です。あじさいの里、いなべ総合病院の前には、六石から国道306号につながる道もあります。美しい道です。  一つ例を挙げておきます。ふさわしいかどうかはわかりませんが、四国今治から大型トラックが国道306号から下周囲工業団地を経て畑毛本郷線の福助へ侵入しようとしていました。例のコの字のところでタイヤにストッパーをかけてとまっていました。聞くと、荷物を積んでいないので、タイヤが浮いて方向転換もできず、道をふさいでいました。ナビはこの道を案内したそうです。国道306号の1本北の道へ入れば行けるのです。ナビの利用で、遠方の方々はこのように避けることではできませんでした。  さて、いずれのブロックも道路は国道306号、北勢多度線に接続しています。今の交通ジャムから見て、田切川上流で国道365号に抜ける道路建設が必要と考えます。県道609号鼓でとまっております。延長して国道365号につなげれば、交通のジャムは解消します。市の伸びしろのある構築は道路にあるといっても過言ではありません。流れのよい道路は市の伸びしろです。企業、人々は自然に集まってきます。まちづくりを始めます。  今、上げた四つのブロックの流れを緩和する道路建設を望みます。お考えはどうでしょう。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長、岡本佐久男君。 ○建設部長(岡本佐久男君)  渋滞緩和する道路計画ということで解釈させていただきます。  国道421号、県道北勢多度線の渋滞緩和には、通称桑員山麓道路計画がされております。また、その一部において、県道畑毛本郷線のバイパス道路改良が行われております。この道路計画については、三重県の新道路整備戦略により実施計画されている路線であり、既に北勢町鼓から東貝野地内まで整備されていますが、全線改良には至っておりません。  その中、三重県では東海環状自動車道の事業が進み、また、当初の桑員山麓道路計画の見直し等が必要になり、既に三重県において概略設計等の予算要望にも着手されていると聞いております。  この道路計画は庁舎周辺の渋滞解消、さらにはいなべ市の発展に大きく寄与する道路計画であると認識しております。  今後も引き続き、早急に現道改良及びバイパス計画とともに早期着手及び早期完了を強く要望してまいります。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  国道365号にその道は最終的につながる方向と考えていいのですね。 ○議長(川瀬利夫君)  建設部長、岡本佐久男君。 ○建設部長(岡本佐久男君)  今の山麓道路自体が県道の時下野尻線を通過します。それから県道の本郷白石新田、畑毛本郷線等を使って、将来的には国道365号の黄金橋につないでいく計画を要望していきたいと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  先ほど答弁していただきました4車線の道路、それから一方で抜けられる矢印のある信号ということで、それも鎌田橋から如庵のところまで4車線、そして一方は高架で市の庁舎のほうへ入っていくコース、いずれにしましても、大概、あの交差点から如庵進入路までの間が4車線になったとしても、少しの緩和は考えられます。これからの交通量を大きく減少することに至るとは考えておりません。よって、今、私が提案を差し上げたものについて、しっかりとやっていっていただきたいと考えております。  そして、部長がおっしゃった22回という交渉を重ねたように、交渉を幾ら重ねても成就しなかったらいけません。それはどうしようもないのです。この阿下喜の活性、市の活性はありません。ぜひその点を踏まえて、国、県との凛とした交渉を進めていっていただきたいと思います。  次に移ります。  2、給食について。  (1)9月から新学期給食が始まります。Link9月号には給食の検査の姿が見られます。さて、この検査で異物、異臭、異色等は発見されましたか。児童生徒によって発見はありますか。  (2)異物、異味、異臭、異色等があれば、記録(経緯、対応、原因)は残っていますか。  (3)それはどこまでの方が知っていますか。  (4)異物混入、異味、異臭、異色を完璧になくすというのは難しいと考えるが、公に件数、異常は知らせてもよいのではないかと考えるほうがより安心できると思うが、考えはどうですか。 ○議長(川瀬利夫君)  健康こども部長、藤岡弘毅君。 ○健康こども部長(藤岡弘毅君)  それでは、公立保育園の給食について健康こども部から御答弁申し上げます。  公立保育園の給食では、異物の混入が平成25年度に1件、平成26年度に2件、平成27年度に1件報告されております。異臭、異色等はございませんでした。  混入の原因といたしましては、納品以前の混入と思われるものが3件、配膳後が1件で、調理段階での混入はございませんでした。  納品以前の混入と思われるもの3件は、全て地元の商店が納入者でございます。  発見者は保育士と調理員と園児のほぼ同時が1件、それ以外の3件は園児が発見者でございます。いずれの場合も健康被害がなかったことが確認されております。  次に、記録でございますが、平成25年度からの記録が残っており、事象の概要、被害の状況、対応の状況、発生原因が記録されております。  どこまでの方が知っておるかでございますが、園児の健康が最優先ですので、異物の混入により健康被害の可能性があることをお知らせし、家庭での健康状態の確認と、異常があった場合の受診、園への連絡をお願いするために、全ての保護者へお知らせしております。  また、保育園から保育課へ連絡が入り、保育課から危機管理課と広報秘書課へ報告することになっております。  次に、公に件数を知らせてもよいのではないかでございますが、市外等の専門業者等からの納入にするほうがリスクは減ると思いますが、保育園の給食の材料については、地産地消の意味からも、なるべく地元の商店からの購入を続けたいと思っております。納入された食品に異物が混入していたケースについては、納入業者へ原因の調査と再発防止を徹底しており、その後の再発の報告はございません。
     異物の防止対策としては、納入業者への依頼のほかに、保育園としても食材の納品等の検品、調理中の確認、配膳時の確認、検食と4段階の確認を徹底しております。  異物の混入についてのお知らせは、健康被害に対応する目的で、当該保育園の全ての保護者へ行っております。  保育園の給食の異常が一般市民や他の施設、医療機関など外部への影響が懸念される場合や、外部からの協力が必要な場合には、危機管理部局や保健所と調整し、プレスリリースを行い、備えていただく必要があると考えていますが、これまでそうした例はございませんでした。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  教育委員会より公立学校の給食について御報告申し上げます。  まず、(1)検食による異物、異臭、異食等の発見報告はございません。児童生徒によって発見されたものについては、平成27年度5件、平成28年度は2件ございました。  この内容ですが、平成27年度の5件について、中学校で2件は食材の袋を固定するテープの一部、ユズリカの羽の一部が混入しておりました。  小学校では、同じく食材の梱包物の可能性があるビニール片が2片、そして自校方式の小学校で木片、これはシメジの石づきが混入したもので、5件の報告がございます。  平成28年度については中学校で2件で、1件は納入業者の伝票を挟んだクリップのプラスチック片が一部混入しておりました。それから食缶のパッキンが劣化しており、このパッキンの一部が混入しておりました。  記録については、学校給食センター、自校式各調理室で記録を残してございます。その集計については教育総務課で集計しております。  次に、それをどこまでのものが知っているかですが、教育委員会教育総務課から上がってきて、私のところまで周知をしております。  この異物混入についてはマニュアルがあり、いわゆる非危険物、毛髪、繊維編、食物包材の切れ端、食物の皮やから、食肉等の骨、食材に付着した虫など、不快であり衛生的ではございませんが、直接健康被害の生じるおそれがないと思われるものにつきましては、保護者等へは原則通知を行わないことになっております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  校長先生が検食した記録や意見はありますか。  また、給食品目についての評価はあるのでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  校長による検食の記録はございます。  評価に関しては特にございません。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  校長先生の意見はありますか。毎日、安全でないんですけれども、書かれているのかどうか。意見のある人もいるだろうし、ない人もいるだろうし、意見はどうなんですか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  記録簿に特別意見欄はございませんので、特に意見を書く校長はございません。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  意見欄はないのですね。わかりました。 ○議長(川瀬利夫君)  教育部長、岸本勝哉君。 ○教育部長(岸本勝哉君)  意見は書いておりませんが、意見欄はございます。訂正させていただきます。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  もう一つ、異物混入等報告を教育委員会だけが知っているというのは、一方だけが知っているので、保護者の代表にも安全確認の意味で知らせるとかしてもいいのではないかなと考えますが、その辺、教育委員会だけが知り得ていて、保護者には伝えてない。  先ほど、事件が起こったときには保護者に伝えているとおっしゃっているけども、普通に起こったときには知らせていないということでしょうから、この辺はどのように対処しますか。異物混入の報告を教育委員会だけが知っていて、保護者たちが知らないのは配慮が欠けているのではないか。そして、もしもそれが保護者の方全員に知らせることが、余りにもささいなことなのに大きくなり過ぎるんだったら、保護者代表に知らせることを僕は考えているんですけども、いかがですか。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  異物混入は段階によって対応が違っております。納入業者の段階で異物が混入した場合には、早急に納入業者との対応を図ります。給食センターであれば、給食センター所長と教育委員会教育総務課で対応をいたします。  その後、納入業者からの異物混入の場合には、多くの学校に影響を与えますので、その段階で緊急の校長会議を開き、異物混入についての対応と今後の措置について周知いたしております。  特に、異物混入があった学校においては、学校から学校だより等を通じて保護者に連絡させていただいております。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  最後に、安全な給食を提供してくださっている方々の御苦労に感謝いたします。これからも引き続き頑張っていただきますようお願いいたします。  次の質問に移ります。  3、TOJ(ツアー・オブ・ジャパン)について。  (1)TOJいなべステージの反省と課題は(6月答弁外のもの)。  (2)第3回TOJいなべステージは、第2回と比べてどのようなものとなるのか。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、渡部 武君。 ○農林商工部長(渡部 武君)  それでは、3、ツアー・オブ・ジャパンについて。  (1)TOJいなべステージの反省と課題(6月答弁外)でございます。  一般質問に対する答弁については6月9日、10日に行ったところでございます。ツアー・オブ・ジャパンの当日にメーン会場で来場者にアンケートを実施しております。合計で138名から御意見をいただきました。きちっとしたものが7月上旬にでき上がってまいりました。  アンケートのサンプルは138件で、男性が約7割、女性が3割、年代は30代、40代の方が約50%、そのほかの方が約50%、住所地については、市外の方が約9割ございました。これだけの方から御意見をいただいております。  それと、インターネットのツイッターで400件ほどの御意見をいただいております。  まず、よかった御意見を御紹介させてもらいます。  ことしからいなべエフエムの実況中継が始まったので、実況中継があって大変レースを楽しめた。歩道とか激坂の辺で、近くで観戦できてよかった。メーン会場のオーロラビジョンの画質が向上して大変きれいだったことがございました。  改善すべき意見として、駐車場が若干わかりにくいという意見がございました。それと、あと何周残っておるかがわかりにくい。実況中継はしておるんですが、周回の表示があったらいいという意見がございました。  これらの意見を参考にし、今後、御指摘いただいたことについて、できる限り改善していきたいと思っております。  もう一点、来年、第3回目につきましては、阿下喜駅前のショッピングセンターの駐車場がなくなり利用できなくなりますので、観戦者や関係者の駐車場を確保することが課題となってくるんですが、近くに桐林館とか市民会館の駐車場がございますので、そちらを利用していただくことになると思います。  (2)第3回TOJいなべステージは、第2回と比べてどのようなものになるかの御質問につきましては、来月下旬から11月上旬に第3回実行委員会を開催いたします。第2回を解散して第3回を開催させていただきます。その場で次回の方針等を決めていくことになります。何をおいても観戦者の安全を第一に考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君に申し上げます。発言時間、あと3分です。簡潔にお願いします。  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  それでは簡潔に、一つあります。  TOJ後の意見が多く寄せられているということでございます。きっと若い人たちを問わず多くの方がネットの利用をしているんだと思います。市からのネットの配信もお考えでしょうか。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、渡部 武君。 ○農林商工部長(渡部 武君)  先ほど答弁させていただきました400件ほど、やはり今はインターネットで情報を知ったり、いろんな御意見をいただくことが多くなっております。市としても現在やっておりますが、いなべサイクル通信の更新とか、TOJ本部公式サイトでPRを行っていきたいと思います。  それとまた、大手自転車関係の雑誌のウェブサイトでの広告を行っていきたいと思っております。こちらについては経費の関係がございますので、全てできるとは限りませんが、なるだけやっていきたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君。 ○5番(渡邊忠比古君)  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(川瀬利夫君)  渡邊忠比古君の一般質問を終了します。  暫時休憩します。             午後  2時31分 休憩             午後  2時41分 再開 ○議長(川瀬利夫君)  会議を再開します。  休憩前に続き、一般質問を続けます。  質問順位13番、清水 實君。  11番、清水 實君。 ○11番(清水 實君)  11番議員、清水 實でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問を始めさせていただきます。これが終わりでございますので、あんじょう頼みます。  1、中央環境審議会自然環境部会における鈴鹿国定公園の変更についてであります。  これについては、先般、教育長は快い返事をしていただきましたので、第一回目、情報交換をさせていただきましたし、議事録も含めて教育長に渡しておきましたので、勉強家である教育長は十分勉強しておられると思いますので、質問を始める前に、この中央環境審議会自然環境部会へ事前に電話をして、こういうことを質問するがどうやと聞き、地元の情報はどうやとあちこち聞かれましたので、何せ教育長は信州大学を出て、水生昆虫の専門家やという話やら、藤原岳自然科学館の前館長、安田喜正氏は世界的に有名な安田喜憲氏の弟やで、その分、十分あんたらも認識して、こういうことをあんたのところが変更すると言ったんなら、積極的に親身になって協力するのが国の偉いさんの立場やと、下々、我々は理解をしとるんで、その点、ようわかってくれと言っておきましたんで、そういうことも含めて一般質問に慎重な答弁をいただきたいと思います。  それでは、(1)平成26年12月24日の第29回の会議で、ニホンジカの採食圧による貴重な植物やササ原の衰退による生態系維持回復計画について市の対応は。  (2)外来種のハルザキヤマガラシの駆除について(藤原岳上部一体の群生状態)であるが、①その改善をしているのか、②県と連帯してどうしておるか。  これは、最近、教育長も知ってみえるように、前館長の安田喜正君が、いろいろ民間の人も協力して駆除したという実績の報告は教育長自身も持ってござるし、私も市から公文書でいただいております。  それと最近のニュースでは、太平洋セメント株式会社の下請の株式会社イシザキが6月に駆除に行ったというのは、下請の協会の報告会で株式会社イシザキが報告したと聞いており、今後については、教育長にもお話をしたとおり、協力会社の一員である某氏が、これは18年ほどアメリカにおった手合いなんやけど、いろんなパソコンの教室をやっとる人で、特に山岳家でもあり、ハルザキヤマガラシの駆除には二、三回現場へ行って、こういうことを工夫してやったらどうやと、バーナーのような形のものを改造して、できれば特許をとりたいと積算した資料も教育長に渡してあります。  今後、できれば、この間、調査に来た国の偉いさんと、環境庁やなんかへ行って、直接こういうことを報告した以上、あんたらも無責任過ぎることをするなと。何も要らんけど、要るだけの金を出せという交渉事を、教育長が、ほんならおれ行ったるがやというぐらいのつもりで、あとはこっちで段取りするし、株式会社太平洋セメントでも藤原工場で話がつかん。そんなもの向こうの重役に会わせよといって、そのぐらいの意気込みで答弁をいただきたい。では、答弁を待ってます。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、渡部 武君。 ○農林商工部長(渡部 武君)  鈴鹿国定公園については、事務文書として農林商工部で預かっておりますので、御答弁させていただきます。  (1)平成26年12月24日、第29回における会議で、ニホンジカの採食圧による貴重な植物やササ原の衰退による生態系維持回復計画についての市の対応でございますが、清水議員御存じだと思うんですが、本公園については、滋賀県、三重県の2県にまたがる鈴鹿山脈の北から御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、国見岳、御在所岳、鎌ヶ岳など、1,000メートル級の山々を南北に連ねている国定公園でございまして、21世紀に残したい日本の自然100選にも当然選ばれており、貴重な植物が生育しております。  しかし、2000年代半ばから、ニホンジカの生息域の拡大と個体数の増加により、貴重な植物の鹿による影響が報告されております。  その後、鹿もふえ、急速に影響が拡大し、深刻化してきました。そのため、現状の調査、検討及び鹿の防除と登山道の整備の対策を早急に行う必要があることから、環境省の第29回自然公園小委員会において計画が変更され、生態系維持回復事業を追加するというものでございました。  この生態系維持回復事業につきましては、壊れつつ途中段階のものの被害の影響を軽減する形をとるものでございます。これを受け、三重県と滋賀県は平成27年3月10日に鈴鹿国定公園鈴鹿生態系維持回復事業計画を策定しております。  この計画につきましては、藤原岳においては外来植物の駆除を実施すること、御池岳(滋賀県)と御在所岳(菰野町)については、鹿による貴重な植物への食害被害の提言を図ることで、現在の鈴鹿国定公園を代表する植生の維持回復を図ることを目標としております。  御質問の鹿の採食圧につきましては、御池岳と御在所岳でございます。この鈴鹿生態系維持回復計画を受け、こちらから要請があった場合については、連携して協力していくということでございます。  以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  (2)外来種のハルザキヤマガラシの駆除について、①改善していると考えるかの御質問ですが、藤原岳山頂部におけるハルザキヤマガラシの群生状態については改善しているとは言いがたい状況であると思っております。  一方、山岳団体や自然保護団体、あるいは関連企業の駆除活動等をしていただいている方々が多くおられます。これは鈴鹿生態系維持回復事業における外来性植物防除の必要性の普及啓発の具体的な活動が、民間で自主的に積極的に行われているものと受けとめさせていただいております。  現状といたしましては、自然学習室及び自然科学館の職員による現地確認では、以前から群生している鉱区近辺は、現在においても状況は変わっておりません。私も現地へ赴き確認をさせていただいておりますが、状況としては何ら改善は見られておりません。広がりを抑えようと山岳団体等が周辺を駆除していただいておりますが、一進一退といった感じであると報告を受けております。  避難小屋周辺におきましても、昨年度、自然学習室の職員が抜き取り駆除を行っております。その後を、私、確認に行ったわけですが、やはりロゼット状で残っており、本当にたくましい植物というと怒られるかもしれませんが、地下茎からまた生えると。抜き取り作業をしても、根が残っておれば、またそこからロゼット状で生えてくるということで、種子で繁殖する場合と、抜き取っても残っておれば、そこからまた生えてくるということで、非常に駆除が難しい状況でございます。  次に、②県との連携、対策はの御質問につきましては、以前から答弁させていただいておりますように、藤原岳は鈴鹿国定公園の中にあることから、国定公園の管理者である三重県が鈴鹿生態系維持回復事業によって対策を講ずるものであります。いなべ市としては県との連携、協力で、三重県からの要請や働きかけがあれば、しかるべく対応する立場にあると考えております。  なお、県農林水産部みどり共生推進課に今年度の対策について確認させていただきましたところ、現状として次の2点について聞いております。  一つは、今年度の駆除作業は時期を逸したため行っておらんということでありました。昨年度は三重県といなべ市と共同で駆除作業を実施いたしましたが、今年度については行っておりません。  二つ目に、ハルザキヤマガラシ対策の先進地視察をされたと聞かせてもらっております。長野県へハルザキヤマガラシ駆除活動状況把握のために3カ所、長野県の国の機関、県の機関、試験場等へ行ったと聞いております。  もう一つ、環境省から北海道の事例で、刈り取りだけでも拡散防止にはある程度の効果が見られるという報告があったと県から聞いております。  したがいまして、三重県としてはこれらを参考にして、今後、対策を検討していく段階にあるということですので、具体的な対策に係る市への要請は、現在のところございません。
     以上でございます。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今、1人の部長と教育長からお答えをいただいたんですけども、正直言って、本当に頼りない答弁や。情けない。  一つは、部長は、こんなものはおれと違うやないか、教育長に振ってしまえというのを、会議の場以外に言った。それはそんでええんやけど、自分で野外へ行って、この間も登山者から聞いたんやけど、天狗岩までに鹿を21頭見たと。21頭も100メートルの間におったということは、あんたの、きょう、藤原岳に来た大土産やと。そんだけは人に話せと。とにかく1頭でも2頭でも、あんたらが殺しに来る日を楽しみにしとると。それは県外の人でした。  今、ちょうど教育長の答弁を聞いとると、ほんならおれが率先してやるんやとは一言も言わん。人がやった、あれがやったという人の話の受け売りだけや。  県へ聞いても、滋賀県と三重県の共同の報告会は、2回、私も出ました。学者が来とるだけで、屁の突っ張りにもならん。自分で汗をかいてやろうかいうものがおらん。こんな情けない日本ではしようがない。  私が提案するのは、せめてバーナーか何かで焼いておまえらできるかと聞いたら、見積もりも合わせて出したように、それだけの金は一般から集めるか、ほんなら株式会社太平洋セメントへ、おまえ地域還元で寄附せえと言っていくよりしようがない。わしに宝くじが当たったら、それぐらいの金はおれが出すけど、そんなばかなことを言っとっても始まらんので、まず環境省の偉いさんらが偉そうなことを電話で聞いたら言っとるけども、これらも汗かいてするかという気がありゃせんの。気のないものばっかり相手にしとってもしようがないので、教育長、一回、ここの会社の本社へ一緒に行ってくれ。そういう気があるかどうかを返事くれ。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  議員の大変熱いお気持ちは本当によくわかるわけですが、繰り返しますが、鈴鹿国定公園を管理するのは三重県ですので、私どもは三重県と連携して、三重県との協力の中で、主体である三重県からの要請、働きかけがあったときには対応するということですので、正直、私どもいなべ市にそれを率先してやれというのは、ちょっと方向として違うかなと。もっと県へ働きかけをしていくことが筋道であろうと思っております。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  仲のええ教育長がそう言われるんなら、県の教育長に会えんかと聞いたら、時間をとって会ってやると。ほんなら県の教育長に言います。地元の教育長は県を頼りにしとらへんぞと。ほんでに、教育長であかんなら、副知事やら知事に会ってきます。その結果、最後に残るのは株式会社太平洋セメントや。株式会社太平洋セメントへも教育長は行ったらんというんやろ。ほんなら、率先して、わし、行きますわといったらやっぱり男やけども、そういう気があるのか、ないのか、答えてください。 ○議長(川瀬利夫君)  教育長、片山富男君。 ○教育長(片山富男君)  同じことの繰り返しになりますが、三重県との連携を何よりも大事にしないと、このことは解決していかないと思っております。今、三重県教育長と名前が出ましたけども、基本的に担当課は農林水産部みどり共生推進課ですので、ちょっと県の教育長とは違うかなと思います。  ただ、私はいなべ市の教育長として自然学習室を担当させていただいております。教育委員会に自然学習室がございますので、その関係で教育長として対応させていただいておりますので、今後、議員が三重県の農林水産部へ働きかけていただき、その中でいなべ市でどのような連携をするか具体的に要請があれば、それには積極的に対応させていただこうと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の教育長の答弁は、せんということを裏づけした形で、これからの対応は、私は県の教育長のところへ行って、教育長からそっちに振られりゃそっちで相談に乗ってもらうなり、向こうの教育長が、そんなもん、副知事や知事によう話さんのかという話をさせてもらいます。そこから株式会社太平洋セメントの、環境部へ、あんたここへ電話せえと。県の教育長でそれぐらいのことができやんのかと私が責任を持ってさせてもらうし、開発しておるバーナーやなんかが成功すれば、できるだけみんなに迷惑のかからんように、負担の少ない形で前向いて取り組んでまいります。その経過については、長年、40年のつき合いのある片山教育長に、随時、笑いながら話を進めてまいりますので、御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。  それと、農林商工部長に聞くんやけど、鹿は、あんた、鉄砲の免許を取って、鉄砲でちょっと上のほうの鹿を撃ってくれん。そういう気はないんかね、どうやね、答えてください。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、渡部 武君。 ○農林商工部長(渡部 武君)  現在のところ、免許を取る予定はございません。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  こうやって素直に答えてくれる部長はありがたい。  次に移ります。  2は、新聞にも報道されておったんですが、市職員の懲戒処分なんですけども、職員の犯行内容、現行の様子、それから職員及び市民への影響について市長からちょっとお答えいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  (1)平成28年6月8日午後10時46分、被害者宅(東員町)の敷地内において、浴室の窓越しに、浴室内で入浴中の被害者を動画撮影機能つき携帯電話で撮影録画し、6月11日午後10時3分ごろ、同所において同様の方法で浴室内入浴中の同人を携帯電話で撮影記録し、6月13日午後8時46分ごろ、同所において同様の方法で浴室内で浴室内で入職中の同人を携帯電話で撮影録画し、もって浴室内をひそかにのぞき見た。  また、盗撮の目的で、平成28年7月11日午後8時22分ごろ、被害者宅(東員町)、上記3件とは別の住宅の敷地内にフェンスを乗り越えて侵入し、被害者に発見され逃走し、家人により現行犯逮捕されたものであるというのが職員の犯行内容です。  (2)現行の様子については、停職3カ月、福祉部から本人の状況確認をしたところ、毎日、自宅にて反省の日々を送っており、ほとんど外出はしていないと。弁護士に相談に行くなど外出する際は、所属長に連絡することとしております。  (3)職員及び市民への影響については、市民への信頼回復のために一層の服務規程の徹底を図ります。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今、市長から答弁をいただいたんですが、本当にしょうないやつやと思っております。  それと、市民からうちへよく電話があります。その電話では、市の職員は正規の人と非正規の人を含めて七、八百人おり、その中で女性が数百人みえると思うんですが、そういう人の家族、親類が、表現は悪いけど、ああいうのは一つの病気と違うんかと。何とか市長の力で、市長が採用したんやで、これから安心して職場へ行って仕事ができるようにしてくれんかと。あんた、議員しとって、それぐらいのことは言えるやろと話があったので、その点について、市長が採用した以上、市長の権限で首にしてもらうのも結構やし、全然関係のない民間の職場へ移ってもらうのも結構やし、ただ、私が思うのは、その人にも家族があり、生活があるので、そこを私が、むちゃくちゃにそんなもんどうでもええわというのは言いたいんやけど、それはやっぱり私の良心に恥じますので、せめてそういう人の生活だけは定年まで保証していただくような措置を市長の力で講じていただきたいと思うんですが、御回答をお願いします。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  私の時代に採用した職員ではなく員弁町職です。  停職3カ月ということだけです。あとのことは全く決まっておりません。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今の市長の話を聞いとると、私は採用しとらんのやで知らんわと。これも水臭いもんじゃね。今、一言、誤りを訂正しただけやと。それはおっしゃるとおりや。だけど、現在、おるんやで、生きとるのやで、子どもがおったり、家族がおったりするんやで、せめてもその本人の生活を面倒を見てやってもいいと思うんやけど、その点、そんなもん知らんわさとおっしゃるのかお答えいただきたい。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  停職3カ月の処分ですので、自動的に3カ月を終えると復職になります。それを御理解いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  今、市長がおっしゃるとおりやけど、復職をするのは本人の自由です、途中でやめてもろてもええんやで。けれども、復職した場合、市民やいろんな家族の人が心配せんように、やっぱり市長は上手に配置してくれたな、本人の家族の分も含めて考えて、これなら安心していなべ市に一点の星ができたという形の解決方法をぜひ市長の力で選択いただきたいんですが、その点、いかがなものですか。 ○議長(川瀬利夫君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  人事についてはここで議論すべきことではないと思っておりますので、返答を慎みます。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  市長の答弁のとおりです。  私は、今後、市民に迷惑がかからないような措置をしてもらえることを信用して、次の質問に移りたいと思います。  次に、3、有害鳥獣の解体処理焼却施設について。  (1)6月定例会での一般質問以後の進展した点は。  (2)現地視察調査の報告を求める。  (3)用地を含め計画書作成の見通しはどうか。  この3点についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(川瀬利夫君)  農林商工部長、渡部 武君。 ○農林商工部長(渡部 武君)  それでは、3、有害鳥獣の解体処理焼却施設について。  (1)6月定例会での一般質問以降、進展した点でございますが、有害鳥獣の処理施設については、埋設と焼却と堆肥化の三つの方法、現状、埋設を行っておりますが、あと残り二つの方法を考え、先進地の視察、内部での協議及び猟友会の役員とのお話をさせていただきました。現状の処理の方法も含めて最もよい処理方法を模索しておる状態でございます。  続きまして、(2)現地視察調査の報告を求めるでございますが、現地視察については3カ所行ってきました。7月13日に、いなべ市の農業公園を利用していただいておる岐阜県本巣市にある自然応用化学の堆肥の製造工場を視察させていただきました。  7月20日、京都市福知山市の焼却施設には清水議員も一緒に行っていただき、研修視察をさせていただきました。  8月24日、岡山県和気町の獣害の堆肥化装置の視察を行ってまいりました。  内容は、まず、岐阜県本巣市、株式会社自然応用化学の堆肥の工場については、いなべ市の農業公園から年間約3,000トンの草や剪定枝等を岐阜の工場に搬入しており、そこで独自で製造したチップをまぜて、年間6万トンぐらいの堆肥を製造しておる工場でございます。  こちらについては、イノシシ、鹿などの死骸を入れて堆肥にできないかということでお話を伺いに行きましたが、動物の死体、食肉の解体残渣、生ごみについては製肥の安定性がないので現状は使わず、あくまで松の皮や杉の皮で独自のものをまぜて堆肥をつくっており、培土として販売しておるということでございました。  こちらについてはかなり場所も広く要りますし、オープンの施設ですので、におい等も発生しておりました。  もう1カ所行った京都市福知山市の焼却炉、中丹後地域有害鳥獣施設の視察については、当初はジビエで野生鳥獣の食肉の利用を目指してやっておったんですが、地方公共団体で取り組んでおるところが少ないということで方向転換し、捕獲した鹿やイノシシなどの焼却施設としてつくったわけでございます。こちらも堆肥化と埋設と焼却の三つの方法を考えたようです。こちらは京都府福知山市、綾部市、舞鶴市の3市が合同でやっておるということです。  建設費等については約3億8,000万円で、焼却炉、研修会議棟、冷蔵庫等がございました。  運営については、地元の自治会が主体にやっております。  維持費については、平成27年9月からことしの3月までで、維持管理の数字を教えていただきました。指定管理料と焼却炉用の燃料と電気代等を含め約1,400万円かかっております。基本共通費は3市で均等割しており、そのほかについては1頭の重量割で計算するなどの負担金の出し方もしております。  平成27年度実績については921頭で、捕獲については1万2,000頭ですが、そのうち約1割弱が焼却されておるということです。  内容としては、福知山市、舞鶴市、綾部市、冷蔵庫がそれぞれ13台あり、とったものを一度冷蔵庫に入れ、そこに職員が回り、焼却施設で焼却するということです。ランニングコスト等もかなりかかるようです。一応、二、三千頭が焼却できるということです。  ところが、今年度については、4月、5月、6月で約1,500頭焼却しており、燃料代も年間に換算するとかなりかかってくるということで、課題として、環境上の問題はほとんどないんですが、経費の問題を懸念してみえました。  いなべ市で年間約800頭処分しておりますので、施設の大きさ、人件費、燃料費を考えると、このような大きな焼却施設は必要はないかと考えました。  岡山県和気町については、主に堆肥化でございます。和気町は備前市、赤岩市の近くですが、生ごみの堆肥化をしており、その堆肥を攪拌しておる広い場所に、道路で引かれた動物などを入れて、ホイルローダーという車の前にショベルがついた機械で攪拌して、堆肥にしておるということです。  和気町については、一般の家庭ごみを無料で生ごみだけ預かってきて堆肥化しておりますので、そちらで以前は一緒にやっておりましたが、オープン施設でにおいがきついということで、横幅4メートル、縦が1メートル、奥行き2メートルほどある大型コンポストで堆肥をつくっております。こちらについてはほとんどにおいはありません。イノシシを、朝、2頭入れて、昼過ぎには少しの骨しか残ってないほど分解しておりました。こちらのコストについては、建屋と装置とホイストで3,000万円弱ですが、若干、処理能力が少ないです。  運営費用については、3月から7月までで約63万円ほどかかっておるそうです。堆肥化のところで現業職の職員が6人ほど作業してみえました。  運転のトラブル等は余りなく、臭気は若干ありましたが、ほとんど感じませんでした。  三重県の獣害対策課も、この施設について、購入費用やランニングコストが低いので、この装置に着目しており、有望な装置と考えております。  (3)用地を含め、計画書作成の見通しにつきましては、現段階では。 ○議長(川瀬利夫君)  残り時間2分です。答弁を簡潔にお願いします。 ○農林商工部長(渡部 武君)  現段階では、焼却、埋設、堆肥化の三つの処理方法の中から最良の方法の確定が行われておりませんので、計画書の作成は行われておりません。  以上です。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君。 ○11番(清水 實君)  もう時間がございませんので、これ以後、常任委員会、または12月に一般質問を続けさせていただきますので、これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(川瀬利夫君)  清水 實君の一般質問を終了します。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  なお、次回は9月13日午前9時に再開し、総括質疑を行います。  それでは、これにて散会といたします。             (午後3時26分 散会)       地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...